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zoom RSS 『砂丘』:IMAX3Dで観てみたい類の映画 @DVD

<<   作成日時 : 2016/08/30 21:29   >>

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夏休み駆け込みDVD鑑賞の2本目は、最近凝っているミケランジェロ・アントニオーニ監督作品。
ここのところ『赤い砂漠』『欲望』と2週間おきぐらいで観ています。
今回は1970年製作『砂丘』。
原題は「ZABRISKIE POINT」、米国モハーヴェ砂漠のデスヴァレー国定公園にある丘陵地のこと。
さて、映画。

学生運動が盛んな時期の米国。
マーク(マーク・フレチェット)も学生運動に参加しているが、どことなく冷めていて、孤独である。
ある日、遅れて参加した学生運動は、警察の圧力により暴力事件と化し、ひとりの警官が銃弾に斃れてしまう。
拳銃を持っていたマークであったが、発砲などしていないにもかかわらず、犯人と目されてしまう。
逃亡するマークは、途中、小型飛行機を奪って、デスヴァレーの上空を飛んでいたところ、自動車をひとり運転するダリア(ダリア・ハルプリン)を見つける。
ダリアは、砂漠の開発業者の弁護士アレン(ロッド・テイラー)の情婦であるが、ビジネス世界にどっぷりの彼に嫌気が差していたところだった・・・

と、そんなマークとダリアが砂漠の真ん中で出逢い、そして別れ、マークは非業の死を遂げてしまう、というハナシは、ハナシ的にはもうほとんどどうでもいいような気がする映画である。
乱暴だけれど、ストーリーを追うのはあまり意味がないような気がする。
ストーリー的には、まぁ『青い珊瑚礁』などの無人島恋愛映画と似たり寄ったりのレベル。

米国の消費文化と、消費しつくして乾ききった人々の心、それを荒涼としたデスヴァレーの風景に投影することが、この映画の中心にある。
いやいや、砂漠に到着する前に、いやというほどみせられるものがある。
それは「広告」。
前半30分ほどは、ほとんどポスター、看板などの広告の類のオンパレード。

これがあるので、クライマックスが活きてくる。

マークの死を知ったダリアが、砂漠の真ん中にそびえるアレンの住居を観て、それが爆発するのを妄想するのだ。
アレンの住居だけでなく、消費文明の象徴たる品々が爆発して、木っ端みじんとなっていく。
それら繰り返される爆発シーンにピンク・フロイドの音楽がかぶさる。

すべて消え去ってしまえばいいのに、といわんばかりに。

しかし、それらは(たぶん)消え去らない。
消え去らないが、なにもない砂漠に夕陽が落ちていくラストショットは印象的で、かなり脳裏に残ってしまう。

IMAX3Dで観てみたい類の映画ではありますまいか。

評価は★★★☆(3つ半)としておきます。


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2016年映画鑑賞記録

新作:2016年度作品:72本
 外国映画51本(うちDVDなど 8本)
 日本映画21本(うちDVDなど 4本)

旧作:2016年以前の作品:83本
 外国映画66本(うち劇場14本)←カウントアップ
 日本映画17本(うち劇場 5本)
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