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zoom RSS 『オードリー・ローズ』:蘇り、甦り・・・よみがえらないほうが良かったんじゃない? @DVD

<<   作成日時 : 2016/08/08 14:15   >>

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ロバート・ワイズ監督の1977年作品『オードリー・ローズ』、DVDで鑑賞しました。
この作品、公開当時は『キャリー』『家』とあわせ、ユナイト映画のパラサイコシリーズとして売り出されていたものですが、りゃんひさがいた大阪では『家』まではロードショウされたものの、この映画はロードショウされませんでした。
なので、先の2作は観ているので、かなり観たい作品でして、おおよそ10年ほど前に有線テレビでみた際は、30分以上カットされた吹替版だったので、うーむ、凡作かしらん、と思った次第。
今回は、以前購入していた字幕全長版での鑑賞です。
さて、映画。

冒頭、雨のハイウェイでの自動車事故。
運転席にいた女性と、同乗していた幼い娘は事故後の火事に巻き込まれ、絶命してしまう。
それから十余年・・・
ニューヨークに暮らすビル(ジョン・ベック)、ジャニス(マーシャ・メイソン)アイビー(スーザン・スウィフト)の家族に、得体のしれない男エリオット(アンソニー・ホプキンス)がつきまとうようになる。
エリオット曰く、アイビーは自動車事故死した娘オードリー・ローズの生まれ変わりだという・・・

というハナシはオカルトチックなものだけれど、ロバート・ワイズ監督の演出は実に丁寧で現実的。
コケオドシなど皆無といっていいほど。

映画は、アイビーがオードリー・ローズの生まれ変わりかどうかというところを中心に進められるが、エリオットがアイビーを娘だと認識したというところが、すこぶる弱い。
アイビーのどのような行動が、彼をそう思わせたのかが、さっぱり描かれず、これは困った。

たしかに、アイビーは、自身の誕生日(オードリー・ローズが死んだ日にほど近い)になると、どこかに閉じ込められ、炎が近づいてくるように感じて錯乱するのだけれど、あれれ、それって年に数日じゃないの?と思ってしまう。

なので、生まれ変わりかどうかすら観客はわからないうちに、それを争う法廷シーンになってしまう。
生まれ変わりかどうかを法廷で争うのは、珍しく、面白いけれど、やはり、そもそも生まれ変わりを信じるエリオットの描き方が浅いので、それほど興が乗らない。

最終的には、アイビーは催眠療法により、オードリー・ローズの死の瞬間を思い出した(かのように)ようになるのだけれど、それとても、説得力に欠けている。
というのも、思い出したかのように振る舞うが、そのときアイビーは死んだオードリー・ローズの歳を数年過ぎており、これを生まれ変わりにする根拠には乏しい。

結局、その実験でアイビーは死んでしまい、結論はうやむやのである。

まぁ、なにごとも科学で割り切れるわけではないが、オカルトとは「非科学的論理」を指すものであるからして、この映画では「科学的」「非科学的」によらず「非論理的」になってしまっている。

名匠ロバート・ワイズ作品では凡作、評価は★★★(3つ)としておきます。


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2016年映画鑑賞記録

新作:2016年度作品:61本
 外国映画43本(うちDVDなど 4本)
 日本映画18本(うちDVDなど 3本)

旧作:2016年以前の作品:73本
 外国映画57本(うち劇場11本)←カウントアップ
 日本映画16本(うち劇場 5本)
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コメント(1件)

内 容 ニックネーム/日時
いかにもりゃんひささん好みの作品ですな。蘇らない方がよかった甦りものとは、これいかに。
かばくん
2016/08/17 14:54

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