キネマのマ 〜 りゃんひさ 映画レビューなどなど

アクセスカウンタ

zoom RSS 『誰のせいでもない』:「画面の外を観る」ための3D映画 @ロードショウ

<<   作成日時 : 2016/11/15 22:31   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 0

画像

ヴィム・ヴェンダース監督の新作『誰のせいでもない』、ロードショウで鑑賞しました。
ここんところドキュメンタリー映画ばかり撮っているヴェンダース監督、劇映画は『アメリカ,家族のいる風景』以来か。
ドキュメンタリー作品は1本も観ていないので、ヴェンダース作品は本当に久しぶりだ。
そして、この作品、本来は3D映画。
3D映画はとっても苦手なので、2Dで鑑賞。
この時点で、鑑賞方法を誤っているのかしらん?
さて、映画。

カナダ・モントリオール郊外。
かつて2冊の小説を発表したトマス(ジェームズ・フランコ)は執筆に行き詰っていた。
恋人サラ(レイチェル・マクアダムス)と離れ、凍結した湖上の小屋にこもっていた彼は、ある日、目的もなく雪の田舎道を自動車で走っていた。
そこへ、プラスチックのソリに乗った少年が飛び出し、間一髪のところで停車した。
近くにある少年の家を訪ねると、母親のアン(シャルロット・ゲンズブール)は、もうひとりの少年の名前を叫び、雪原に飛び出していった。
トマスの目の前に飛び出した少年は、ひとりではなかった・・・

というところから始まるハナシで、予告編からの想像では、その後、トマスがこの事件を題材に小説を書き上げ、その執筆の最中のトマスとアン、さらにはサラを絡めた確執が描かれるのだろうと思っていた。
まぁ、その想像は半ば的中していたが、半ば外れていた。

トマスの小説は意外と早く(映画中盤までに)書き上げられる。
しかし、その小説の内容は明らかにされない。
かてて加えて、トマスがもうひとりの少年を轢いてしまった直接描写がない。

なので、素直な鑑賞眼を持たないりゃんひさは、「おぉ、あの事故は、やっぱり少年はひとりで、母親は以前に死んだもう一人の息子が生きていると思って、錯乱しているのだ」なんて、思ってしまいました。

まぁ、観つづけると、そんなことなどはろうはずはなく、事故から立ち直るトマス(傷は抱えているのだけれど)と、事故から立ち直れないアンと残された少年の物語が、時を経て続いていく。
レイモンド・カーヴァーあたりの小説にでもありそうなハナシだけれど、うーむ、映画としては、つまらない。

原因はハッキリしている。
冒頭から描かれる、小屋の中での舞う埃、事故の際のちらつく雪、フロントガラスや窓ガラスに映るトマスなど、3Dでの画面づくりに力を入れているので、2Dではそこいらあたりはそれほどわからない。

小説には「行間を読む」という言葉あるように、3D映画にも「画面の外を観る」という言葉があってもいいはずだ。
って、ヴィム・ヴェンダース監督は言っているのかもしれない。

ともあれ、2Dで観た限りでは、あまり面白くない一遍だった。

評価は★★☆(2つ半)としておきます。

------------------
2016年映画鑑賞記録

新作:2016年度作品:110本
 外国映画72本(うちDVDなど12本)←カウントアップ
 日本映画38本(うちDVDなど 6本)

旧作:2016年以前の作品:99本
 外国映画78本(うち劇場16本)
 日本映画21本(うち劇場 7本)
------------------

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
『誰のせいでもない』:「画面の外を観る」ための3D映画 @ロードショウ キネマのマ 〜 りゃんひさ 映画レビューなどなど/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる