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zoom RSS 『ジュリエッタ』:平凡な男たちが登場するアルモドバル流女性映画 @ロードショウ・シネコン

<<   作成日時 : 2016/11/13 00:38   >>

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お気に入り監督のひとり、ペドロ・アルモドバル監督の新作『ジュリエッタ』、ロードショウで鑑賞しました。
『ライブ・フレッシュ』で惚れ込んでから、毎回、新作が楽しみな監督。
まぁ、それ以前の作品の作品も観ているけれど、頭を抱えそうな作品もいくつかありました。
前作『アイム・ソー・エキサイテッド!』がそっち系の作品だったこともあり、久々の女性映画というこでもあり、今回は大いに期待しました。
さて、映画。

スペイン・マドリードで暮らすジュリエッタ(エマ・スアレス)。
恋人ロレンソとポルトガル移住を明日に控えたある日、街角で娘の幼友だちと出逢う。
娘のアンティアは、十数年前に出奔したきり。
その幼友だちはアンティアをコモ湖畔で見かけたという・・・

というところから始まる物語は、そのジュリエッタが、かつて娘と暮らしたアパートへ引っ越し、過去を回想するという展開になる。

現在と過去、大過去と時間軸を移しながらの語り口は、アルモドバル監督だけあってさすがに上手い。
ジュリエッタの心の深奥を示す、赤を基調とした鮮烈な画面も強烈だ。

けれども、意外とつまらない。
つまらない、というと語弊があるかもしれないが、なんだか物語の表面を撫でただけの映画みたいな感じ。

たぶん、ジュリエッタにからむ男たちが平凡だからだろう。
ボルベール <帰郷> 』あたりに登場した男どもは、男の目からみてもダメな奴って感じの、唾棄すべき男どもだったけれど、本作ではそんなことはない。
ただ、登場して突然死んでしまうということを繰り返して、ジュリエッタに暗い過去を残すだけ。

アルモドバル映画で、平凡な男を観ることになろうとは思わなかった。
そこに尽きる。

ジュリエッタと娘アンティアの確執も微妙だし、若き日をアドリアーナ・ウガルテが演じるジュリエッタの二人一役効果も微妙。
アルモドバル監督作品としては、中程度の出来かしらん。

評価は★★★(3つ)としておきます。

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2016年映画鑑賞記録

新作:2016年度作品:105本
 外国映画69本(うちDVDなど10本)←カウントアップ
 日本映画36本(うちDVDなど 5本)

旧作:2016年以前の作品:98本
 外国映画77本(うち劇場16本)
 日本映画21本(うち劇場 7本)
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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
要は毒が薄まったアルモドバルの作品ということでしょうか。強烈な毒が好きな人からみると、確かに物足りないかも。でも、映画的色彩構成には目をみはるものがありました。そしてアルモドバル監督は母性が好きなんですよね。そういう意味ではいつものアルモドバルでした。
ぷ〜太郎
2016/11/20 23:37
ぷ〜太郎さん、コメントありがとうございました。
あ、そうそう。「毒気が薄まった」というのがピッタリ。
これを「円熟」ともいうかも。
りゃんひさ
2016/11/21 16:16

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