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zoom RSS 『若葉のころ』:時を隔てて同じ「若葉のころ」があったというハナシ @DVD・レンタル

<<   作成日時 : 2017/02/15 20:47   >>

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昨年公開の台湾映画『若葉のころ』、DVDで鑑賞しました。
高校生あたりの年代を主眼にした青春映画というのはほとんど観ないのだけれど、台湾映画は別。
なぜだか惹かれてしまう。
青春ならぬ性春映画の『あの頃、君を追いかけた』だって、よく見る日本の俳優さんたちが演じていたら、たぶん観なかったろう。
『藍色夏恋』『九月に降る風』なんて秀作もある。
個人的な原点は、やはり侯孝賢監督だろう。
彼の独特の演出スタイルは、連綿と受け継がれているといってもいいだろう。
さて、映画。

女子高生のバイ(ルゥルゥ・チェン)は通学中で出逢う少年のことが気がかりだ。
高校時代というのは「若葉の頃」。
交通事故で眠ったままになってしまった母親ワン(アリッサ・チア)にもそんな時代があった。
そんな母親の高校時代の同級生リン(リッチー・レン)に宛てた未送信の電子メールを見つけたバイは母親に成りすましてメールを送信してみた・・・

というようなハナシで、舞台は1982年と現在の台湾。
母親の若い頃もルゥルゥ・チェンが二役を演じている。

まぁ、いってしまえば日本のマンガにでもあるようなハナシ。
なんだけれど、語り口も演出スタイルも日本流のキャッチーなドラマとは異なる。

キャッチーな展開だと、母親が昏睡状態なっていること、娘のバイが母親になりすましたことを隠して、「ちょっと不思議なハナシ」としてリンの側から描き、種明かし的にこれこれこうでしたとオチ的に描くだろう。
それはそれで悪くないかもしれないが、そんなネタバレ厳禁のトリッキーなハナシにしてしまうと、『若葉のころ』という青春時代独特の青臭さが感じられなくなってしまう。

タイトルの『若葉のころ』(原題「五月一號 FIRST OF MAY」)とは、ある年代ならば、ああ、あれか、と気づくはず。
ビー・ジーズの同名歌曲がモチーフになっている。

あの頃、ぼくらは小さくて、クリスマスツリーは大きかった。
でも、いま、ぼくらは大きくなって、クリスマスツリーは小さくなった・・・

という、あれである。
この曲だけで、なんだか、遠い青春時代を思い出す(ような気がする)。

そう、眠ったままになってしまった母親も、女子高生の娘のバイも、時を隔てて、同じ「若葉のころ」があった。

そうなんだよな、そんな頃のこと、忘れちゃいけないんだよなって、そう感じられて幸せな映画だった。

評価は★★★☆(3つ半)です。

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2017年映画鑑賞記録

新作:2017年度作品:14本
 外国映画13本(うちDVDなど 1本)
 日本映画 1本(うちDVDなど 0本)

旧作:2017年以前の作品:13本
 外国映画11本(うち劇場鑑賞 3本)←カウントアップ
 日本映画 2本(うち劇場鑑賞 0本)
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コメント(1件)

内 容 ニックネーム/日時
りゃんひささんにもそんな時代があったんだね〜。
かばくん
2017/02/16 22:22

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