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zoom RSS 『オペラ座の怪人』(2004年):20世紀最後の一大ミュージカル絵巻 @ホール上映

<<   作成日時 : 2017/03/30 15:52   >>

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仕事場近くのホールで鑑賞した2本目は『オペラ座の怪人』。
アンドリュー・ロイド=ウェバーの有名なミュージカルの映画化。
彼自身、製作と共同脚本を担当しており、舞台版をゴージャスに映画に再現したもようで、公開当時、日本でも一大ブームが起きましたね。
大ヒット作品なのですが、なぜだか見逃しており、まぁ、大ヒット作品よりは地味なミニシアター作品を拾って観ていたのだと思います。
さて、映画。

1919年、第一次世界大戦終結後のパリ。
栄華を極めたオペラ座もいまは廃墟となり、遺された品々がオークションにかけられていた。
目玉は、大シャンデリア。
いまから40年以上も前に起こった「オペラ座の怪人」による惨劇で落下した、あのシャンデリア。
もう老境に達した当時の青年貴族ラウルは、当時のことを思い出す・・・

というところから始まるハナシで、1919年の現在をモノクロ、1870年台をカラーで撮っています。
時制が行き来するというほどではなく、モノクロの現在時制は、プロローグとエピローグを含めて、舞台の場面転換のような役割で用いられています。
この仕掛けは、なかなか上手い。

そして、全編を彩るアンドリュー・ロイド=ウェバーの音楽。
いくつかの旋律を、モチーフを変えて、幾度も幾度も繰り返し、物語を進めていく手法。
音楽時代は20世紀のミュージカルのそれだが、これはやはりオペラの手法ではありますまいか。
なにせ、ほとんで地のセリフがない。
90%以上が旋律に乗って語られる。

それが、豪華絢爛たる美術装置のなかで、ときには数十名の群舞も交えて演じられる。

監督はジョエル・シューマカー
『セント・エルモス・ファイアー 』『フラットライナーズ』『評決のとき』『フォーン・ブース』などを撮っているが、重厚というよりも軽い感じに仕上げるのが上手い。
その分、評価は低いのだけれど。
だが、今回はそれがいい方向に出ている。
怪人と歌姫と青年貴族の三角関係は、下手すると鈍重になっちゃうところだが、年増歌姫カルロッタをコミックリリーフで用いて、全体をを軽く仕上げている。

怪人役のジェラルド・バトラーも歌姫役エミー・ロッサムも自身で歌唱しているとのことだが、まことに堂々たる歌いっぷりである。

2004年の製作だが、舞台初演が1980年代後半ということもあり、「20世紀最後の一大ミュージカル絵巻」というに相応しい。

評価は★★★★(4つ)です。

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2017年映画鑑賞記録

新作:2017年度作品:23本
 外国映画19本(うちDVDなど 3本)
 日本映画 4本(うちDVDなど 0本)

旧作:2017年以前の作品:30本
 外国映画26本(うち劇場鑑賞 8本)←カウントアップ
 日本映画 4本(うち劇場鑑賞 0本)
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コメント(2件)

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そうですか、壮大なミュージカルですか。昔、レスリー・チャンの「夜半歌聲」を観ましたが、それとは関係ないのでしょうね。
ぷ〜太郎
2017/04/01 01:14
ぷ〜太郎さん、コメントありがとうございました。
『夜半歌聲』は、中国版『オペラ座の怪人』といわれていますが、別物です。ガストン・ルルーの原作を翻案して、1930年代後半に映画がつくられ、レスリー・チャン版はそれのリメイクです。
りゃんひさ
2017/04/01 11:09

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