キネマのマ 〜 りゃんひさ 映画レビューなどなど

アクセスカウンタ

zoom RSS 『未来よ こんにちは』:イザベル・ユペールの硬質な魅力で持っている感じ @ロードショウ・単館系

<<   作成日時 : 2017/03/30 21:42   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 2

画像

イザベル・ユペール主演のフランス映画『未来よ こんにちは』、ロードショウで鑑賞しました。
お気に入り女優のひとりの彼女、『天国の門』で気になり、『主婦マリーがしたこと』でお気に入りになったが、その後の作品はあまり観なかった。
その後、『ピアニスト』で再び再会し、ここのところは立て続けにご対面。
まぁ、そんなことはどうでもいいのだが、この映画は彼女抜きにしては成立しないような映画だから、こんな無駄話もご容赦いただきたい。
さて、映画。

パリの高校で哲学を教えているナタリー(イザベル・ユペール)。
同じく哲学科教師の夫ハインツ(アンドレ・マルコン)と結婚して25年余り、娘・息子ともに独立している。
そんな彼女の気がかり事は母親イヴェット(エディット・スコブ)のこと。
元モデルで最近もテレビドラマの端役などで出演しているが、不安神経症なのか認知症なのか情緒不安定。
そんな折、ハインツから愛人ができたと切り出され、別れることを決断する・・・

という話で、タイトルに相応しく中年過ぎ女性に訪れた新しいときを描いていきます。

親の介護と離婚、という中年女性に(男性にもだが)圧し掛かる二大イベント。
てんやわんやになりそうなのだが、ナタリーはそうならない。

哲学を専攻し、若い頃には短期間といえども共産党員だった彼女は冷静沈着にみえる。
イザベル・ユペールのキャラクターもそうだが、「そうそう取り乱したりする姿なんて撮りません」と監督が拒絶しているかのよう。

それが映画としていい方に出たのか悪い方に出たのかは観る方次第なのだけれど、なかなか感情移入が共感もしづらい。

夫と別れて、「自由」とも「孤独」ともいえる時間を取り戻した彼女が、少し惹かれるのはかつての教え子の青年ファビアン(ロマン・コリンカ)。
新進気鋭の哲学者だが、アクティビストでもある彼は、現代の哲学者は思索だけでなく行動しなければならないと、ナタリーをやり込める。

ここいらあたりは少々興味深いのだが、ナタリーのその後も、こちらが想像するほどアクティブではないので、拍子抜け。
まぁ、いつまでも旧宅を訪れるハインツをこともなげに追い返すあたりに、それが現れているのかもしれないが。

ということで、映画としては全体的に起伏に乏しく、演出にメリハリがない。
小さな針金人形のようなイザベル・ユペールの硬質の魅力で持っているような感じ。

評価は★★☆(2つ半)としておきます。

------------------
2017年映画鑑賞記録

新作:2017年度作品:24本
 外国映画20本(うちDVDなど 3本)←カウントアップ
 日本映画 4本(うちDVDなど 0本)

旧作:2017年以前の作品:30本
 外国映画26本(うち劇場鑑賞 8本)
 日本映画 4本(うち劇場鑑賞 0本)
------------------

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
この作品、演出がよくないですね。人生の折り返し点を過ぎて、思いもしなかった困難にぶち当たった女性が、過去を振り返らず前に進んでいく姿を描きたかったようですが、あれでは、ただバタバタと動き回っているだけとしかとられても仕方ないですね。時折やるせなく泣く主人公の姿を映すのだけど、あまりにいきなりで、というかそれまでの主人公の心情を丁寧に追っていないので、全く効果なしといった感じ。全体的に、イザベル・ユペールを無駄使いしたのではと少々情けないです。
ぷ〜太郎
2017/04/01 01:24
ぷ〜太郎さん、コメントありがとうございました。
イザベル・ユペールが主演でなければ、寝ていたかもしれません・・・
りゃんひさ
2017/04/01 11:10

コメントする help

ニックネーム
本 文
『未来よ こんにちは』:イザベル・ユペールの硬質な魅力で持っている感じ @ロードショウ・単館系 キネマのマ 〜 りゃんひさ 映画レビューなどなど/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる