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zoom RSS 『台湾アイデンティティー』『湾生回家』:日本統治下の台湾に生まれて @名画座

<<   作成日時 : 2017/04/26 09:35   >>

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月いち名画座鑑賞の2本は、3月に続いてドキュメンタリー映画。
いずれも、日本統治下の台湾に生まれた人々に焦点を当てたもの。

1本目は『台湾アイデンティティー』。
2013年製作、酒井充子監督の日本映画。
焦点があてられるのは、日本統治下の台湾に生まれた「台湾人」。

日本の統治は1895(明治28)年〜1945(昭和20)年。
インフラを整備し、日本語を共用語とし、教育も日本語。
天皇の臣民である日本人として教育を受けた彼らには、日本人としての自覚があり、臣民として戦争にも参加した。
しかし、太平洋戦争終結後は、大陸から中国国民党がやって来、支配がはじまる。
二二八事件、白色テロ(国民党政府による弾圧)の時代。
日本人にはなれなかった・・・

映画や何やで事実として理解しているが、当時のことを当事者の口から語られるのを聴くのとは、やはり真実味が違う。

彼らを彼らたらしめているのは何なのだろうか。
文化や人種? 言語や国籍?
いやいや、そうではなさそうだ。

いまいる自分と、いまいる自分をつくった過去すべてを受け容れて肯定していること。
たぶん、そうなのだろう。

国という形をもたなくても、自分というものがある。
それが「台湾アイデンティティー」なのだろう。

評価は★★★★(4つ)としておきます。

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2本目は『湾生回家』。
2015年製作、ホァン・ミンチェン監督の台湾映画。
焦点があてられるのは、日本統治下の台湾に生まれた「日本人」。

日本統治時代には台湾で生まれた日本人も多くいた。
しかし、太平洋戦争終結後は、本土に帰還しなければならなくなった。
そんな彼らからみる台湾とはどんなところなのだろうか・・・

という観点で撮られたドキュメンタリーで、「人」に焦点が当てられているように見えつつ、その実は「ふるさと」の物語。

子供時代を過ごした「ふるさと」は、当時、ワクワクし、幸せに暮らしていたらならば、それは輝いて見える。
「ふるさと」讃歌の映画である。

台湾で大ヒットしたのも宜(むべ)なるかな。

評価は★★★(3つ)としておきます。

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2017年映画鑑賞記録

新作:2017年度作品:30本
 外国映画24本(うちDVDなど 3本)
 日本映画 6本(うちDVDなど 0本)

旧作:2017年以前の作品:32本
 外国映画27本(うち劇場鑑賞 9本)←カウントアップ
 日本映画 5本(うち劇場鑑賞 1本)←カウントアップ
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