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zoom RSS 『W/ダブル ステップファーザー』:俺のなかの異常な血映画 @DVD

<<   作成日時 : 2017/07/07 23:22   >>

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ここんところ観ていなかった自宅積読DVDを鑑賞。
映画は1987年製作の『W/ダブル ステップファーザー』。
廉価版を新古購入したものなのだが、たぶん以前もビデオで観ている。
観ていることはわかっていたのだけれど、珍品臭さがあって、棚に並んでいるのをみて衝動買いしてしまったのだと思う。
さて、映画。

血まみれの身体をシャワーで流す男(テリー・オクィン)。
蓬髪を刈り、髭を剃る。
スーツを着て出ていく彼の家の中には、妻や子どもなどの複数の死体が横たわっている・・・
それから一年、彼はジェリー・ブレイクと名乗り、新たな家庭を得ている。
妻スーザン(シェリー・ハック)、高校生の娘ステファニー(ジル・ショーレン)。
彼は普通の暮らしをしている・・・

というところから始まるハナシで、善良そうな父親が実は殺人鬼だったというもの。

善良な人が・・・というのは、ヒッチコック映画『疑惑の影』でもみられるパターン。
こちらは、無害な、被害者になるはずの若い女性から描かれる。

もうひとつは、善良な仮面の下には別の顔がある・・・というもので、こちらは殺人鬼側から描かれる。
最近では(といっても数年前になるが)、ジム・トンプソン原作を映画化した『キラー・インサイド・ミー』などがこちらの系譜。

本作は、はじめに男の正体を描いているので、後者の系譜になる。
この「自分の中の殺人者」ネタは、原作・脚本のドナルド・E・ウェストレイクはお気に入りらしく、小説『斧』でも過熱する復讐衝動が抑えられなくなる男を描いている。

さて、その観点でみればこの映画「面白いけれども少しスパイスが足りない」といったところ。
こののち、『危険な遊び』『愛がこわれるとき 』などを撮ったジョセフ・ルーベン監督のショック描写は冴えているが、核心の男の動機がわかりづらい。
理想の家族を求めて寡婦の元を渡り歩く、という設定は面白いものの、その「理想を求めて」と「それが達成されないときの落胆感」をテリー・オクィンが演じ切れていない感がある。

ま、いかにも「普通の男然」と「異常」を巧みに演じるのは至難の業で、容貌が普通であればあるほど難しい。
(そこを魅せるのが演出なのだが)

ということで、評価は★★★(3つ)としておきます。

期待せずに観ると愉しめるが、期待するとそれほどでもないという意味あいである。

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2017年映画鑑賞記録

新作:2017年度作品:47本
 外国映画37本(うちDVDなど 7本)
 日本映画10本(うちDVDなど 0本)

旧作:2017年以前の作品:41本
 外国映画35本(うち劇場鑑賞 9本)←カウントアップ
 日本映画 6本(うち劇場鑑賞 1本)
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