『神様がくれた時間』:映画監督・岡本喜八と妻みね子@NHKプレミアム10

岡本喜八の熱心なファンではないが、NHKのニュースウッォッチ9の後に始まったので、引き続き観た。

岡本喜八が食道がんを宣告されて、妻でありプロデューサーでもある、みね子さんとの自宅での300日闘病物語を、関係者のインタビューや妻みね子の日記と、役者による再現ドラマとで構成された90分の作品だった。

再現ドラマ部分では、岡本喜八を本田博太郎が、妻みね子を大谷直子が演じていた。

元来、ひとが病気などで死に行き、その看病苦労話は苦手なのだが、喜八・みね子夫妻の互いに尊重しあい、それまでの生活の延長として、死を迎えていく過程は、凛々しくもあり潔くもあり、清清しくもあった。

心に残るエピソードは二つ。

闘病約150日ぐらいで喜八が長年連れ添った妻のことが判らなくなり、みね子さんが「それまでの知性が崩れていく瞬間を見たときに悲しくなってきた」と当時を思い出し、図らずも泣き出してしまう。

闘病の終盤で、喜八が「好きなひとができた」と娘に告げるエピソード。「その好きなひとは、今散歩に出ていてね」と喜八が言う。妻みね子さんを指しているのだ。

ひとが消え去る話は好きではないが、美しいものが残るのは嫌いでない。

岡本喜八とみね子夫妻の生き方は非常にうらやましく、幸せだったのだと感じた。

わが夫婦では如何なることに相成りますやら。

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この記事へのコメント

ぷ~太郎
2007年05月20日 18:45
本当にいいご夫婦だったのだと思います。
「好きな人ができた」のエピソードは、看病していた夫人にとって、何にもまして、嬉しい言葉だったのではないでしょうか。
こうなれる夫婦はめったにいるものではありません。
りゃんひささんも、奥様をどうぞ大切になさって下さい。

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