『評議』:裁判員制度広報ムービー:ドラマとしても見応え充分
最高裁判所が企画・製作した裁判員制度広報ムービーですが、『十二人の怒れる男』ばりにドラマとしての構成もガッチリしていて見応え充分です。
三角関係のもつれから殺人未遂で起訴された男性を巡って、裁判員として選ばれた6人の市民と3人の裁判官が、有罪無罪を評議し、刑を確定するまでを全4章構成の64分で描きます。
出演者も、
裁判官:榎木孝明ら
裁判員:中村俊介、小林稔侍、藤田弓子ら
事件関係者:金剛地武志、伊藤高史、大河内奈々子
と豪華配役です。
視聴は、
http://www.saibanin.courts.go.jp/news/video2.html
で出来ます。
さらに、同ページには、本作品のあらすじ・キャスト・見所満載のパンフレットと、作品中の事件の(架空の)判決書まで掲載されています。
なお、広報ムービーは他に
同じような長編ムービー『裁判員~選ばれ,そして見えてきたもの~』
アニメーション『ぼくらの裁判員物語』
の2本が配信中です。
こちらも鑑賞後は当Blogに感想など掲載したいと思います。
<追記>
さる映画ではないですが、裁判員には「大きな力」があるので、「大いなる責任が伴う」ことも改めて実感できます。
なので、辞退者が増えることを想定して、裁判員の選出に比重を置いた『裁判員~選ばれ,そして見えてきたもの~』を製作したような感があります。
三角関係のもつれから殺人未遂で起訴された男性を巡って、裁判員として選ばれた6人の市民と3人の裁判官が、有罪無罪を評議し、刑を確定するまでを全4章構成の64分で描きます。
出演者も、
裁判官:榎木孝明ら
裁判員:中村俊介、小林稔侍、藤田弓子ら
事件関係者:金剛地武志、伊藤高史、大河内奈々子
と豪華配役です。
視聴は、
http://www.saibanin.courts.go.jp/news/video2.html
で出来ます。
さらに、同ページには、本作品のあらすじ・キャスト・見所満載のパンフレットと、作品中の事件の(架空の)判決書まで掲載されています。
なお、広報ムービーは他に
同じような長編ムービー『裁判員~選ばれ,そして見えてきたもの~』
アニメーション『ぼくらの裁判員物語』
の2本が配信中です。
こちらも鑑賞後は当Blogに感想など掲載したいと思います。
<追記>
さる映画ではないですが、裁判員には「大きな力」があるので、「大いなる責任が伴う」ことも改めて実感できます。
なので、辞退者が増えることを想定して、裁判員の選出に比重を置いた『裁判員~選ばれ,そして見えてきたもの~』を製作したような感があります。
この記事へのコメント
ずいぶん前に見たので、緊迫した場面で『お茶、飲んでいいですか?』のセリフが面白かったことぐらいしか印象にないのですが、
たしか、2人の男性の間で揺れ動く女心が、この事件の重要なポイントでしたよね。
情痴の果ての刃傷沙汰を、お堅い裁判所の広報映画の題材にするなんて意外な気がしました。
りゃんひさサンは、この映画をどこでご覧になりましたか?
私は埼玉地方裁判所で見ました。
その日は“本物の裁判を見学しよう”という、裁判所の広報部?の主催ツアーだったのですが、
手錠・腰縄で出てきた(本物の)被告が、その事件の他にも余罪があることが判ったそうで、
この日の審議は急遽、延期になってしまったのでした。
それで、余った時間にこの映画を見ました。
でも、実際に市民が参加させられる、裁判員制度の事件は、
殺人事件の場合なら、死刑か無期懲役かを決めるような、重~い犯罪を審議するそうではナイですか。
この広報映画の被害者は死んでもいないし、全治1ケ月で後遺症等の障害も残ってない。
執行猶予をつけるか、つけないかを審議するような内容では、
現実の裁判員制度の事件に比べて、ずいぶん深刻さに欠けるのではないでしょうか?
あんまりシビアな事件を題材にすると、市民が怖がって裁判員になってくれないから。
だから死人も出ないような事件を題材にしたのかな。と、思ってしまいました。
映画の裁判シーンや、模擬裁判を見るのは面白いですが、
実際に私が、人の刑期を決めるなんて(人の犯した罪の重さを決めるなんて)嫌だなぁ~。
まず、わたしはこの映画は文中に示したURLからインターネットで自宅で観ました。
最近の政府省庁の広報はインターネット利用が活発であることを知り、どのようなコンテンツで広報をしているのか、いわゆる広報ビデオ=紹介中心のものかしらんと思って調べていく過程で、ドラマ仕立てのものに遭遇した次第です。
しかしながら、“本物の裁判を見学しよう”ツアーなるものもあるのですね(たしかに他のBlogなどに記載されているのも散見しましたが)。
ご指摘のような
|実際に市民が参加させられる、裁判員制度の事件は、
|殺人事件の場合なら、死刑か無期懲役かを決めるような、
|重~い犯罪を審議するそうでは
という不安は、そのとおりです。
重大事件であるからこそ、一般市民の考えを取りえようではないか、というのが、本裁判員制度の趣旨でしょう。
|映画の裁判シーンや、模擬裁判を見るのは面白いですが、
|実際に私が、人の刑期を決めるなんて
|(人の犯した罪の重さを決めるなんて)嫌だなぁ~。
というのも理解できます。特に「罪の重さ」を決めるところが、米国の陪審員制度と異なるところですね。
米国では、起訴された罪状によって予め刑罰が決まっています。
第一級殺人で起訴されれば、第一級殺人の刑罰ですね。
さまざまな事情や状況を斟酌して
「人の犯した罪の重さを決める」のは、やはり、わたし個人としても「荷が重いナァ」というのが正直なところです。
なお、本文に示した広報ムービーの他に、中村雅俊監督・出演の『裁判員制度-もしもあなたが選ばれたら-』という作品もありますが、こちらはインターネットでの動画配信はされていないようで、各地の検察庁で学校や団体向けに貸し出しがされているようです。