『犯人に告ぐ』:雫井脩介の原作を読みました。

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映画公開前に購入した原作小説を読みましたので、映画との比較を少々。

レビューにも記しましたが、上下2段組でかなり厚めの小説を巧みに脚色しているなぁ、というのが正直なところです。
小説では、テレビのニュース番組を利用しての公開捜査の様子に半分ちかい枚数を割いていますが、映画ではあまり尺をかけずに処理していました。
小説と映画との違いがあるため、どちらが良い悪いは脇においていきますが、それぞれが読み応え・見応えがあったと思います。
小説の公開捜査の攻防を忠実に映画にすると2時間の尺では収まりきらないので、脚色の勝利といえましょう。
小説での公開捜査は一進一退(というか一進停滞といったほうがよいかも)で、読者をじりじりと焦らしていくあたりが読み応えでしょう。
また、巻島の若き上司の総務課長とライバルテレビ局の女性ニュースキャスターとのやりとりも小説の方が詳細でいろいろ手が込んでいますが、ここも思い切って映画で省略したのも正解だと思います。

映画を観ていて、急展開する終盤については、思い切って進めているなぁ、などと思っていましたが、さにあらず、小説でも急展開の終盤でした。それまでの公開捜査の展開が一進停滞な分、余計にそう思いました。

人物設定に若干の差異はありますが、映画・小説での違和感は余り感じませんでした。
特に挙げるとすると、映画で池内万作が演じた捜査のキーとなる若き刑事が、まるで小説から抜け出してきているようなことに、逆にビックリするとともにニンマリしました。

映画→小説の順で接しましたが、順序としては良かったと思います。

映画を鑑賞された方で小説未読の方は、読まれることをお薦めします。

↓ 映画レビューはこちらから ↓
http://ryanhisa-blog.at.webry.info/200711/article_3.html

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