『オリエント急行殺人事件』:豪華絢爛娯楽ミステリィ:DVDで鑑賞

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1974年シドニー・ルメット監督のオールスターキャストミステリィ映画を中古購入DVDで鑑賞しました。
かつてテレビで観ていたのですが、通しで観るのは初めてです。

アカデミー助演女優賞を獲得のイングリッド・バーグマンをはじめ、ローレン・バコール、ジョン・ギールグッドの大御所から、当時売り出し中のマイケル・ヨーク、ジャクリーン・ビセットまで綺羅星のごとくのオールスターキャストは監督が意図した娯楽映画の雰囲気がたっぷり。

特に素晴らしいのは、列車が発車するシーンの重厚かつ躍動ある描写とオーケストラ音楽のゴージャスさ。
また、セットは当時の列車のサイズにあわせて狭く造ったということで、登場人物たちの思惑が、みっしりと濃縮されたような画面作りも魅力の一つ。
まぁ、狭い車内なので、バストショットが多いので、DVDの家庭サイズの画面で観るにも適している感じ。
前半の描写と後半謎解きで登場する同じフラッシュバックを、カメラと照明を変えて撮っているあたりの細かい演出も、さすがは間もなく『ネットワーク』でアカデミー監督賞を受賞するのも頷けます(というかデビューの『12人の怒れる男』から演出は冴えていましたが)。

でも、最近はデイヴィッド・スーシェのポワロをテレビでよく見ているせいもあって、ポワロ役のアルバート・フィニーは熱演が過ぎて鼻に付く感じがなきにしもあらず。

とはいえ、豪華絢爛娯楽ミステリィを堪能しました。

↓オリジナルポスター画像↓
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↓DVDスペシャル・コレクター・エディション↓
後年に作られたメイキングなど特典も充実です。



なお、本作品の成功があって、後の『ナイル殺人事件』を始めとするピーター・ユスティノフのポワロ版がつくられたと想像できますが、それ以上に、日本ではオリジナルの『犬神家の一族』の製作に繋がったと思われます。

また、和製カルト映画の1本『シベリア超特急2』は、オープンニングの登場人物紹介シーン、途中のトリック・ミスデイレクション、最後のカーテンコールを含めて、本作品へのオマージュとも受け取れます。
併せて鑑賞してみてください。

↓『シベリア超特急2』DVD↓
 

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この記事へのコメント

日本インターネット映画大賞
2007年12月23日 15:01
突然で申しわけありません。現在2007年の映画ベストテンを選ぶ企画「日本インターネット映画大賞」を開催中です。投票にご参加いただくようよろしくお願いいたします。なお、日本インターネット映画大賞のURLはhttp://www.movieawards.jp/です。
アール・ケイ
2007年12月25日 13:04
>和製カルト映画の1本『シベリア超特急2』は、
>オープンニングの登場人物紹介シーン、
>途中のトリック・ミスデイレクション、
>最後のカーテンコールを含めて、
>本作品へのオマージュとも受け取れます。

今度、ライターのHさんに会うときに確認しておきます(笑)。
じゃむとまるこ
2020年05月26日 11:38
豪華キャストでしたね~、イングリッド・バーグマンがアカデミー助演女優賞を受賞していますが、なるほど~という演技でした。
個人的にはジャクリーン・ビセットが美しかったです(でもちょっと浮いていたような)。
アルバート・フィニーは豪華キャストを意識したのでしょうか、頑張りすぎの感ありました。
りゃんひさ
2020年05月26日 22:00
>じゃむとまるこさん

これぞ豪華キャストという映画で、美術も撮影も音楽も一級品。演出も当然、第一級。
アルバート・フィニーのポワロ、頑張りすぎ感はありましたが、アクの強さなどはもっとも原作に近いかもしれません。

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