『湖のほとりで』:切なく遣る瀬ない題材も演出が平凡

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イタリアのダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞10部門独占した作品ということで、期待して出かけましたが、残念ながら出来栄えはいまひとつ。
北イタリアの寒村で幼い少女が行方不明に。
通報を受けた中年の警部は行方不明の少女は発見したものの、湖のほとりで別の美しい少女の全裸死体を発見する・・・・

映画は、回想シーンなどを交えずに、時間軸に沿って演出していくのだが、演出が一本調子なので、サスペンス&ミステリームードが醸し出されず。
派手な見せ場は不要だけれど、警部が真相に近づくあたりを、トーンを変えて演出してほしかったところ。

2箇所ばかり、目に付く演出としては、

(1) 自宅の窓から通りを見つめる警部が、毎朝ジョギングをする殺された少女の幻影を見るところ。

少女がジョギング途中で「なにか」を見ていたことに気づくシーンです。

(2) 殺された少女がベビーシッターをしていた家に2度目に訪れる際、通りで自動車の接触寸前の現場に出逢うところ。

これまでの落ち着いた演出から、突如としてクラクションが鳴り、平凡な日常から逸脱して、少女が殺される原因の端緒に気づくシーンです。

この2点は、それまでが一本調子なので突出した印象がありました。
しかしながら、全体としては、真相に近づいていく警部の心境が、上手く観ている側に伝わってこないようです。

原作は、ノルウェー出身の作家、カリン・フォッスムのベストセラーミステリー小説だとのこと。
原作を読みたくなる一編でした。

評価としては★3つです。

↓警部の生活も丹念に描いています。ラストシーン、妻と会うシーンも切ないです。
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↓Myムービーのレビュー&採点はコチラから↓
http://info.movies.yahoo.co.jp/userreview/tyem/id333650/rid19/p0/s0/c0/

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この記事へのコメント

かばくん
2009年08月15日 10:09
予告で大いに期待して観に行ったのですが、コケましたな。
演出のメリハリがないもんで、途中2回ばかし寝ましたわ。
マイケル・マンと同じとは・・・。
話自体は面白いので、原作を読んでみたらいいのかも。

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