『おと・な・り』:あなたでしたの・・・ @レンタルDVD

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岡田准一と麻生久美子、30代の見知らぬ男と女が古いアパートの薄い壁を通して恋を育んでいくストーリー、かと観る前は思いました。
確かに、そのような側面はあるのですが、基本的には終盤の終盤まで顔を合わすことがありません。

隣室からの音を通して、隣人の生活を感じていきます。
なんとなく心癒される音、タイトルの『おと・な・り』は、「お隣」でもあり、「音鳴り」でもあります。

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その心癒される音を映画の中では「基調音」と表現されています。
この「基調音」という言葉をもたらすのが、麻生久美子を利用する男・岡田義徳なのが、脚本の巧いところ。
岡田義徳が『のんちゃんのり弁』に引き続いて(撮影順だと、前でしょうが)、厭な男を演じています。

岡田准一とひょんなことから一時期同居することになる谷村美月、『かぞくのひけつ』でも好演でしたが、大阪のネェチャンの感じが好いです。
地ではありますまいか。

リアルな雰囲気を出すために手持ちカメラを用いた演出。
すこし遣りすぎなところもありますが、まずまず成功かな。

中盤のクライマックス、失意の麻生を慰める岡田、ふたりの想いが「はっぴいえんど」の『風をあつめて』の歌に集約していくあたり、嘘っぽいけど巧いなぁ。

そして、終盤、実はふたりには相通ずる共通点があって・・・・
「貴方でしたの」「貴女でしたか」と相成りまする。
唐突といえば唐突なんだけれども、そこまでの四分の三を丁寧に撮っているので、微笑ましく思えます。

どちらかといえば好きなタイプの映画でした。評価は★3つ半としておきます。

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