『エンドレスナイト』:ドラマ重視のアガサ・クリスティ原作もの @レンタルDVD

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またまたアガサ・クリスティ原作の映画化をDVDで鑑賞です。
原作は「終わりなき夜に生まれつく」。
意味がいまひとつ判らないが、詩の一節から取られたタイトルです。
「終わりなき夜」=『エンドレスナイト』ですね。
残念ながら、原作は未読ですが、クリスティ自身が自選のベストテンに選出していた、と記憶しています。

クリスティ自選のベストテンというが、かなりクセモノで、どちらかというとドラマ性重視で、人間心理の書き込みがよく出来た作品を選んでいることが多いようです。

この映画もまさにそんな感じで、トリックがスゴイ!とか、犯人が誰か!とかいうことは、残念ながらありません。

ロンドンの下町育ちの雇われ運転手の青年が、ふとした経緯で、世界有数の資産家の娘と知り合い、結婚に至る。
そして、事件が・・・

前半、身分・階級の異なる青年と娘とのロマンスが丹念に描かれており、その心情が原作の読ませどころと思われます。
後半、事件が起こってからは、資産家の娘を巡って、怪しいひと、動機のあるひとが登場しますが、犯人については、勘がよければ気づくというもの。

1971年の製作なので、舞台を当時に移したのは、あまり成功していないように思えます。
アガサ・クリスティの作品では、身分・階級の違いが重要な要素を持つことが多く、この映画でもそこがひとつのポイントでもあるのですが、その身分・階級の違いは、もうひと昔前の設定でこそ活きたと思われますので。

評価としては平凡な出来としての★3つとしておきます。

なお、監督のシドニー・ギリアット、どこかで名前を聞いたことがあるなぁと思ったら、ヒッチコック監督作品『バルカン超特急』の脚本家でした。

↓DVDはこちらから↓



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2010年映画鑑賞記録

 新作:2010年度作品
  外国映画21本(うちDVD、Webなどスクリーン以外 2本)
  日本映画 7本(うちDVD、Webなどスクリーン以外 1本)

 旧作:2010年以前の作品
  外国映画29本(うちDVD、Webなどスクリーン以外27本)←カウントアップ
  日本映画18本(うちDVD、Webなどスクリーン以外16本)
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この記事へのコメント

そもそも原作が書かれた年が
2015年11月29日 22:12
原作の「終りなき夜に生れつく」はクリスティの晩年の作品で、1967年に書かれているので、1971年制作ということは、原作が書かれた時代と大きく世相が異なるということはないと思うのですが…

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