『ミス・マープル 夜行特急の殺人』:60年代に連続映画化された1本 @レンタルDVD
しつこくアガサ・クリスティ原作の映画化をDVDで鑑賞です。
今回は、マーガレット・ラザフォードがミス・マープルに扮して映画化されたシリーズの第1弾です。
レンタル店の棚に並んでいるを見つけて、「どうみても、マープルに見えないなぁ」と思っていました。
さて、映画は、というと・・・
まず原作は「パディントン発4時50分」。
映画の原題が「Murder She Said」。「ひと殺しぃ!」と叫んだ彼女がミス・マープルです。
DVDのジャケットのイラストをみても判るように、原作の小鳥のようなマープルのイメージからは程遠いです。
ふとっちょで、ちょいブルドッグ似の顔、好奇心旺盛で、すぐ行動する。
ははは、もう原作とは無関係ですね。
並走する列車での殺人を目撃したマープルは、死体は路線近辺にあるはずと睨んで、図書館司書の男友だちと調査に出かける。
線路近くのお屋敷が怪しい!と目星をつけたマープルは、家政婦に成りすまして、そのお屋敷に潜り込む・・・
ははは、なんとも活動的!
とはいえ、映画は彼女の活躍を見ているうちは、結構楽しめます。
後半、例によって、怪しい人々がお屋敷に集結するにいたって、映画は停滞ぎみ。
監督はジョージ・ポロック。
あっ、先日観た『姿なき殺人者』の監督ではありますまいか。
どうも、大勢のひとが一度に会するようなのは得意でないようです。
評価としては、★2つ半かな。
前半のマープルの活躍ぶりは★3つ半をあげてもいいんだけれど。
なお、この後、シリーズとして3本作られており、『寄宿舎の殺人』『最も卑劣な殺人』『船上の殺人』とのこと。
このうち『船上の殺人』は映画オリジナルだそうです。
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2010年映画鑑賞記録
新作:2010年度作品
外国映画21本(うちDVD、Webなどスクリーン以外 2本)
日本映画 7本(うちDVD、Webなどスクリーン以外 1本)
旧作:2010年以前の作品
外国映画30本(うちDVD、Webなどスクリーン以外28本)←カウントアップ
日本映画18本(うちDVD、Webなどスクリーン以外16本)
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