『地中海殺人事件』:クリスティミステリィとしては平凡な出来 @レンタルDVD

画像


アガサ・クリスティ生誕120周年なので、続々と鑑賞中です。
ロードショウ公開されたときにも観ていますが、それほど面白い作品ではなかった印象がありました。
再鑑賞してもやはり印象は変わらず、でした。

地中海のリゾート地(映画では架空の国の領土のようです)に集まった男女何人か。
その中で女優が殺害されます。
恋多き女優に恨みツラミを持つ面々。
関係者のアリバイを訊くと、誰もがアリバイを持っている・・・

ポワロものの映画としては『オリエント急行殺人事件』のような豪華キャストと演出の上手さもなく、『ナイル殺人事件』のような風景描写とメロドラマ的味わいもないので、まぁ格落ちの映画です。

出演陣もジェーン・バーキン、マギー・スミス、ジェイムズ・メイソン、ロディ・マクドウォールなので、華やかさに欠けます。
致命的なのは、殺害される女優がダイアナ・リグだということ。
『女王陛下の007』ぐらいしか思い出せない彼女が大女優といわれても・・・

とはいえ、見所がないわけではない。

地中海の島の風景はそこそこ美しい。最近の映画では、カラリと晴れた島の風景などは見れませんから。

全編を彩るコール・ポーターの名曲。それがゴージャスなオーケストレーションで聴けるので、これがイチバン心地よい。
特に初公開時に発売されたサントラレコードは、サントラとは銘を打ちながらも規制曲の寄せ集めだったので、オーケストラ版を聴くためには、この映画を観るしかないのですから。
オープニングタイトルのイラストも洒落ています。

原作は「白昼の悪魔」。
いくら太陽が降り注いでいても陰湿な犯罪は存在する、という意味です。
犯人像は、クリスティの中でも、特に陰湿で冷酷無比なのですが、残念ながら映画ではそこまで描ききれていません。

評価としては★3つです。

 

--------------------
2010年映画鑑賞記録

 新作:2010年度作品
  外国映画24本(うちDVD、Webなどスクリーン以外 2本)
  日本映画11本(うちDVD、Webなどスクリーン以外 1本)

 旧作:2010年以前の作品
  外国映画48本(うちDVD、Webなどスクリーン以外46本)←カウントアップ
  日本映画21本(うちDVD、Webなどスクリーン以外19本)
------------------

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック