『必死剣 鳥刺し』:侍残酷物語 @ロードショウ・一般劇場

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藤沢周平原作の時代劇の中でも異色の映画ですね。
藤沢時代劇映画というと、個人的には「武士としての堅苦しい生き方の中で私憤を晴らすとともに爽やかさを残す」映画、というようなイメージがあります。
ですが、この『必死剣 鳥刺し』では、「武士としての堅苦しい生き方」はありますが、「私憤を晴らす」はもとより「爽やかさを残す」とことは決してありません。
そこにあるのは、宮仕えの武士としての生き方、そこのある残酷さです。

藩のために良かれ、と思って(いや、側室の横暴により切腹させられた老いた同僚の敵を討つためか)、横暴な側室を殿中で斬ってしまう豊川侍。
1年の蟄居を命じられ、殿の側近を命じられる。
しかし、その裏には・・・

うーむ、ストーリーだけを書くと、なんだか謀略映画みたいな感じがしますね。

しかし、豊川侍の側室殺害にまで至る心情も丁寧に描かれており、特に、出戻りの妻の姪・りおとの深く静かな恋情も描かれており、なかなか魅せてくれます。

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クライマックスの陰惨無残な殺陣も異様な迫力。
特に、斬られに斬られた豊川侍の握力は、彼ならではのもの。

吉川晃司もなかなかのもうけ役。

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評価は★4つです。

<余談>
豊川悦司と岸部一徳、役どころが反対ではないかと感じた『八つ墓村』の憂さを晴らすかのようなハマリ役です。

↓Myムービーのレビュー&採点はコチラから↓
http://info.movies.yahoo.co.jp/userreview/tyem/id336273/rid145/p0/s0/c0/

 

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2010年映画鑑賞記録

 新作:2010年度作品
  外国映画23本(うちDVD、Webなどスクリーン以外 2本)
  日本映画11本(うちDVD、Webなどスクリーン以外 1本)←カウントアップ

 旧作:2010年以前の作品
  外国映画47本(うちDVD、Webなどスクリーン以外45本)
  日本映画21本(うちDVD、Webなどスクリーン以外19本)
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この記事へのコメント

ぷ~太郎
2010年07月31日 00:53
>特に、斬られに斬られた豊川侍の握力は、彼>ならではのもの。
     ↓
ここで不謹慎にも笑ってしまいました。
血まみれになりながら岸部一徳の方へにじり寄っていく豊川侍に、あの「貞子」を思い出してしまったのです。
おまけに岸部一徳は、鳥刺しならぬ、串刺しではなかろうか。
更に言えば、豊川侍の、あのぽっこりおなかは
見苦しい!上半身にも筋肉はないし、なんであんなに映したのだろうと私的には大不評です。
そんなこんなで、時代劇を観ている感じはあまりしませんでしたね。
2010年07月31日 23:42
ぷ~太郎さん、コメントありがとうございました。
>豊川侍に、あの「貞子」を思い出してしまった
とは・・・豊川侍も浮かばれませんね。
>斬られに斬られた豊川侍の「握力」
→本文「迫力」の誤りでございます。
平にご容赦を。

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