『桜田門外ノ変』:縁(ゆかり)の地で観ました @ロードショウ・シネコン

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2010年の日本映画時代劇ブームの感あり。
その中では異彩を放つ『桜田門外ノ変』を、縁の地・水戸のシネコンで観ました。
そもそもこの映画、茨城県水戸の町おこしの一環として、地元の有志が企画した映画です。
水戸・千波湖畔に桜田門のオープンセットを組み、茨城県各地でロケもしました。
出張で彼の地にしばしば出かけます故に、市中でこの映画のポスターや幟をよく見かけました。
さて、映画・・・

先に「異彩を放つ」と評したとおり、ストレートに映画にするには難しい題材です。
「桜田門外の変」を明治維新への契機と位置づけながらも、首謀者・実行者たちを謀反人として処罰するのですから、やり遂げた達成感や充実感のカタルシスとは程遠い結末にならざるを得ません。

映画は「桜田門外の変」をクライマックスとして描くのではなく、やはり、契機・キッカケとして、序盤に持ってきています。
事件を序盤に持ってきて、何故その行動に至ったのかと、その行動ののちに首謀者・実行者たちがどのように瓦解していったかを交互に描いていきます。

この描き方は正解であったと思います。

所謂、殺陣・チャンバラがクライマックスに来る時代劇は、あまり得手ではないりゃんひさにとっては、行動に至った経緯(いきさつ)がミステリーいうところの謎解きのように感じられ、また、事件後に首謀者たちの思うがようにならなかったさまは「負け戦」感はありますが、ドラマを感じました。

ですが終盤、実行者の指揮官役・大沢たかおだけが生き残ってからが、意外と悲哀を感じませんでした。
うーむ、またしても、大沢たかおが主演する映画の欠点が・・・

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とはいえ、オープンセットを使った画面づくりも堂々としており、見応えがある、というに相応しいと感じましたので、評価は★3つ半としておきます。

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2010年映画鑑賞記録

 新作:2010年度作品
  外国映画43本(うちDVD、Webなどスクリーン以外11本)
  日本映画21本(うちDVD、Webなどスクリーン以外 4本)←カウントアップ

 旧作:2010年以前の作品
  外国映画85本(うちDVD、Webなどスクリーン以外84本)
  日本映画22本(うちDVD、Webなどスクリーン以外20本)
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この記事へのコメント

優駿
2010年11月20日 08:42
『桜田門外ノ変』が面白かった!と、サークルの数人にメールしたところ
反応が悪く、さらに他のメンバーが書いた採点表も2点(お暇なら)で
ガッカリ(また、この映画サークルの主流からハズれても~た。さみし~い)

りゃんひささんは
>見応えがある、というに相応しいと感じましたので、評価は★3つ半
キネ旬の年間ベスト10には、全然入らないのかな?

今度こそ、>またしても、大沢たかおが主演する映画の欠点が
のジンクス?を破ったかと思ったのに…

>終盤、実行者の指揮官役・大沢たかおだけが生き残ってからが、
>意外と悲哀を感じませんでした。
そ、そう言われれば、そうですが…、
主人公の、なんとしても生き残り、散っていった仲間のためにも、
耐えがたきを耐え、次の機会までじっと待つのだ!
という生き方は好きだったし、

『桜田門外ノ変』雪の中、真っ赤な血を流して次々と仲間が死んでいくのを、
ただじっと、最後までただ「見届け」に徹する役。
というのは、新鮮でした(懐の中には、短銃もあったのに)

思うままにならない世の中、どんなふうに自分の生き方を貫くのか、
世間に認められず、無念のまま長い苦難に“耐える”
その姿が、カッコ良かったのになぁ…
2010年11月20日 22:36
優駿さん、コメントありがとうございます。
この映画、大沢たかおにしては「見届け」に徹するあたりは、非常に見応えがありましたよ。
>世間に認められず、無念のまま長い苦難に“耐える”その姿が、カッコ良かったのになぁ…
というあたり、好みが渋すぎではありますまいか。

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