『アンストッパブル』:暴走列車、疾走90分 @レンタルDVD

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『マイ・ボディガード』『デジャヴ』『サブウェイ123 激突』に続いて、4度目のデンゼル・ワシントン主演、トニー・スコット監督が組んだ作品です。
タイトルの『アンストッパブル』とは「停止不能」「誰にも止めるられない」の意味。
止まらないのは列車。
おぉ、黒澤明監督の幻の脚本『暴走機関車』を彷彿とさせるではありますまいか。
あちらはフィクション、こちらはなんと事実!
こりゃすごい。

デンゼル&トニーのコンビ作品では、もしかすると一番の出来かも。

というのも、映画の正味は90分。この短さがイイ。
トニー・スコット監督特有の短いカットの連続は、緊張が持続するのがこれぐらい。
無人列車が疾走しているだけなのを、アクション、アクションの連続に見せるのは、司令室と会社首脳と、すれ違う列車、反対向きに走る列車をカットバックで見せるという力技。

それから意外と(というと失礼か)緩急の取り方が上手い。
最終的に暴走列車を止めるデンゼル・ワシントン運転手とクリス・パイン車掌の、ベテラン&新人コンビのやりとりが、ユーモラスで息抜きになっている。

このふたりのやりとり、事実を元にしているのだろうが、フツーの生活⇒アクション⇒フツーの生活、という構成が、黒澤明の『暴走機関車』に似ている。
『アンストッパブル』では、離婚寸前の新人車掌が、今回の活躍で、離婚の危機も食い止める、というものだが、着地点がフツーの生活というところに好感が持てる。

なお、黒澤明脚本では、女房手作りの弁当箱を提げて出勤した老車掌が、暴走機関車でのアクションを体験して、再び弁当箱を提げて帰宅する、というもの。
老車掌の「今日は忙しくて弁当を食べられなかった・・・」というセリフで終わるあたりが、いかにも黒澤的ですが。

今回の『アンストッパブル』、見応え十分なのですが、前半、列車の位置関係が判りづらいのが難点。
一応、字幕で説明されているが、単線であることや、相対する車輌基地からそれぞれ列車が走っている、というのを上手くみせて欲しかった。
司令室での路線掲示板以外でみせる工夫があれば・・・

とはいえ、かなりの出来栄え。評価としてはオマケも込みで★4つとしておきます。

↓DVD&ブルーレイはコチラから↓
 

その他のデンゼル・ワシントン主演、トニー・スコット監督作品のレビューはコチラから
⇒『サブウェイ123 激突
⇒『デジャヴ

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2011年映画鑑賞記録

 新作:2011年度作品
  外国映画 9本(うちDVD、Webなどスクリーン以外 1本)←カウントアップ
  日本映画 4本(うちDVD、Webなどスクリーン以外 1本)

 旧作:2011年以前の作品
  外国映画20本(うち劇場 2本)
  日本映画 1本(うち劇場 0本)
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