『永遠の僕たち』:死は、ただの無ではない @ロードショウ・シネコン

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死を扱った映画ばかり観ていたような気がする2011年。
最後に出会った映画は、この映画、『永遠の僕たち』。
エンド・クレジットに映される「デニス・ホッパーに捧ぐ」の文字。
そうかぁ・・・主役の青年は、デニス・ホッパーの息子なのかぁ・・・
さて、映画。

日本人の感性に近いような死の描き方。

事故で両親を亡くし、自身もその事故で死の淵まで行った青年。
死は、何も残さず、ただの無だと感じている。
他人の葬式に列席して、ただただ、悲しい世界に浸る・・・
友人といえば、特攻で死んだ青年の幽霊だけ。

そんな青年が、余命3ヶ月という少女と出逢う。
彼は彼女と付き合ううちに、死はただの無ではないことに気づいていく。

悲しいばかりではない。
何かを心に残してくれる。
それは、あたかも、屋上にふたり並んで寝転がって、チョークで描いたふたりの縁取りのように。

ラストシーンが印象的。
彼女の葬式のスピーチに立った彼が、彼女と過ごした短い出来事を思い出していく。
辿りついたのは、彼女との出会い。
そこで、彼は壇上で微笑む・・・・

映画はそこで終わる。

たぶん彼はスピーチで次のように言ったはず。
「今日のお葬式は彼女との別れですが、彼女との出逢いもお葬式でした・・・」

清々しい映画です。評価は★4つ半です。

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2011年映画鑑賞記録

 新作:2011年度作品
  外国映画45本(うちDVD、Webなどスクリーン以外10本)←カウントアップ
  日本映画23本(うちDVD、Webなどスクリーン以外 6本)

 旧作:2011年以前の作品
  外国映画42本(うち劇場 6本)
  日本映画 8本(うち劇場 0本)
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    Excerpt: 2011年 アメリカ原題 Restless 不治の病に冒され余命3ヶ月の少女アナベル(ミア・ワシコウスカ)両親を交通事故で亡くしてから死に取り憑かれた少年イーノック(ヘンリー・ホッパー)二人.. Weblog: お花と読書と散歩、映画も好き racked: 2011-12-27 17:02