デニス・ルヘイン『運命の日』:読み応え充分な人間ドラマ@単行本

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デニス・ルヘインの小説は以前『ミスティック・リバー』を読んだ限りです。
偶々、安く中古本屋で店頭に出ていたの購入、読破であります。
上下巻2段組み700ページのヴォリュームであります。
しかしながら、読み応え充分。
ドラマを堪能したひとにはお薦めです。

小説の舞台は第一次世界大戦が終結したアメリカ・ボストン。
インフレは凄まじく、米国にコミュニズムの嵐が吹き荒れる。
ボストンの警察官たちは、劣悪な環境で市民の自由と平和を守っているが、その待遇は劣悪で、遂にはストライキに踏み切ってしまう。
街を守るものがいなくなったボストンでは、暴動がおきてしまう・・・

そんな物語をルヘインは巧みに語っていきます。
ボストンでの暴動は終盤の数ページしかないのですが、そこへ至るまでの人間ドラマが濃厚。
細かく書かれたチャプターのお終いには、決めのセリフなども用意されていて、おぉぉ、泣けるなぁ、って感じです。

1ヶ月近くかかっての読了でしたが、連続ドラマシリーズを見ている(読んでいる)ようでもでもありました。

サム・ライミ監督が映画化権を手に入れたと解説ページに書いてありましたが、映画化される気配はなし。
残念であります。

評価は読み応えありの★4つとしておきます。

 

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