『わたしたちの宣戦布告』: 息せき切って @ロードショウ・単館系

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なんともすごい疾走感。

若いフランス人夫婦の間に生まれた男の子の脳に、あるとき、腫瘍が見つかって・・・
とくれば、もう隠隠滅滅な難病映画、だと思ってしまう。
それもフランス映画だと、特に。

それがこの映画、さにあらず。
冒頭から走りまくり。
息せき切っての走りまくり。
コンパクトなデジタルカメラで撮ったとは思えないシャープな映像と、とがった音楽、映像に重なるナレーションと、これまでの映画観た映画のどれにも似ていない。

似ていない? いや、そんなことはないゾ。

この息せき切った感覚、原題「息も絶え絶え」のゴダールのデビュー作と同じではありますまいか。
新しいヌーベルヴァーグ。

そんなことは、どうでもいい。

へとへとになるまで走りぬいた結果、待ち受ける新しい未来。
スローモションで撮られたラストシーン。
その対比が美しく、未来を信じたくなる。

ビターなフレンチライフも見え隠れする、生身の感動編。

評価は★5つを進呈です。



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2012年映画鑑賞記録

 新作:2012年度作品
  外国映画41本(うちDVD、Webなどスクリーン以外16本)←カウントアップ
  日本映画13本(うちDVD、Webなどスクリーン以外 3本)

 旧作:2012年以前の作品
  外国映画24本(うち劇場 0本)
  日本映画 7本(うち劇場 2本)
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この記事へのコメント

ぷ~太郎
2012年09月23日 16:56
「最強のふたり」でもそうだったのですが、この作品もスピード感がすごい。同じように実話をもとにしているところも共通で、病気の暗さを吹き飛ばすには速さが必要なんですね。それでいて、当事者達の辛さも描けているし、最近のフランス映画の充実ぶりはすごいの一言につきますね。
でも、個人的には、その裏にある疲労の蓄積に思いをはせてしまって、ため息をつきました。

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