『三人の妻への手紙』: 作劇のあざとさが目立って、かえって古臭く感じてしまった @レンタルDVD

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『イブの総て』などの名匠ジョゼフ・L・マンキウィッツ監督の1949年度作品
妻がレンタルしてきたので、ご相伴をあずかることにしました。

アメリカの郊外に住む三組の夫婦。
三人の共通の知人であるアディから、妻三人に対して、今日あなたの夫のうちのひとりと駆け落ちをする旨の告白状が届きます。
三人の妻たちは互いに友人ではありますが、すくなからず葛藤や負い目を持っており、それぞれの夫がアディと駆け落ちしてもやぶさかではない、と心騒ぎしています。

映画は、アディの姿を見せることなく、オフのセリフで彼女の存在を示します。
また、三人の妻たちが、それぞれ過去を振り返って、胸中思うところのエピソードを映像で見せていきます。

郊外の婦人たちのよろめきを、中心の人物を見せず、過去のエピソードを描いていくという手法は、当時、かなり斬新であったと思います。
しかしながら、当時の映画作法で、セリフ中心でストーリーが展開しましすし、個々のキャラクターを俳優陣のリアルな(少々俳優自身が覗けるような)演技をするわけではないので、いま見ると、かなり作劇のあざとさが目立って、興ざめしてしまいました。

かといって、つまらないわけでは当然ありませんが、年月を経て、味わいが出る類の映画ではなかった、ということではありますまいか。

評価は★3つ半としておきます。

 

 



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2012年映画鑑賞記録

 新作:2012年度作品
  外国映画46本(うちDVD、Webなどスクリーン以外19本)
  日本映画17本(うちDVD、Webなどスクリーン以外 5本)

 旧作:2012年以前の作品
  外国映画26本(うち劇場 0本)←カウントアップ
  日本映画 8本(うち劇場 2本)
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