『捜査官X』: ミステリーと武侠のヘンテコリンな出逢い @レンタルDVD
『ラヴソング』のピーター・チャン監督の新作は、金城武のミステリー篇とドニー・イェンの武侠篇がヘンテコリンに出逢った映画になってしまい、とても哀しい。
中国僻地の農村で、お尋ね者二人が弱弱しい村の男に殺されてしまった。
お尋ね者は武侠の遣い手。
片や村の男は至極平凡。
さて、何故に・・・
って、村の男はドニー・イェンなんだから、武侠の遣い手に決まっとろうが!
うーむ、この配役はないよなぁ。
さらに捜査官の金城武、どんなプロファイリングか判らないが、次から次へと謎を暴いていく。
こりゃ、ないだろう。
後半は、中国的なのかどうかはしらないが、行き過ぎた親子愛。
ドニー・イェンが村の男に身をやつしたのは・・・ということなのだが、この行き過ぎた親子愛の設定が生理的に不快でした。
どうして、武侠映画がこんなジメジメ、ジトジトな映画になってしまったのか。
残念でならない。
個人的には許容範囲を超えている不愉快映画なので、評価は★1つとしておきます。
(通常★ひとつは付けませんが、あえて・・・って感じです)
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2012年映画鑑賞記録
新作:2012年度作品
外国映画47本(うちDVD、Webなどスクリーン以外19本)←カウントアップ
日本映画18本(うちDVD、Webなどスクリーン以外 5本)
旧作:2012年以前の作品
外国映画26本(うち劇場 0本)
日本映画 8本(うち劇場 2本)
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この記事へのコメント
初っ端から、画面の色彩の不快感、続いて内容の不快感。ひどいものでした。
ミステリーと武侠映画に対する冒涜です。