『ted テッド』: 観終わってやたらめったら昂奮なのであります @ロードショウ・シネコン

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2013年、劇場鑑賞3本目は、『ted テッド』。
もう、驚き桃の木、びっくらこいた、屁ぇこいた。
(あぁ、われながらセンスがなくて情けない)
シネコンのかなり大きいスクリーン(250~300ぐらいのキャパ)がほとんど満席、それも高校生ぐらいから20代前半ぐらいの若い観客でいっぱいなのだ。
ええぇ、こんな下品なアメリカンコメディ、普通なら本国ではヒットしたが日本では大コケ、の典型のような作品なのに。
なにが、どうして、若いひとびとを惹きつけたのかしらん。

まぁ、始まってすぐに判ることは、この映画、東宝東和の配給だってこと。
ユニヴァーサル映画100周年記念作品のロゴは出るけれども、たぶん、それよりなにより、古くからの映画ファンのりゃんひさには、東宝東和のお家芸が爆裂した、としかいいようがなく、それにまず喝采です。
東宝東和のお家芸的爆裂ヒット作品といえば『サスペリア』『ブッシュマン』『霊幻導師』『ランボー』など、どちらかといえばローバジェットの作品を、恐ろべしいほどに大化けさせる力を秘めているのです。

ありゃりゃ、映画のこと以前のハナシで感激していいのかしらん。

なので、映画のこと。

孤独な少年が神さまに願いました、親友が欲しいと。
願わくば、8歳のクリスマスにもらったテディ・ベアが、自分でしゃべって動けて、親友になってくれればいいと。
願いは叶い、テッドと名付けられたテディ・ベアは、生命を宿したのでありました。

って、それだけなら、凡百のファンタジーなのだけれど、この映画では、そのテディ・ベアが27年も生き続け、一時は名声を得たもののい、いまは世間から忘れ去られており、そのうえ、中年のオッサン化している、という、とってもリアルなファンタジーなのです。

でも、主人公は、テディ・ベアに生命が宿って欲しいいと願った少年。
彼は、テッドとは共依存ともいえるような関係で成長して、だめだめだめだめな35歳のオッサンになってしまいました。

4年付き合った彼女はいるが、テッドとの腐れ縁は断ち切れず、さてさてどうなることか・・・

そうなのよ、そうなのだ。
これは映画の王道、ちょっとしたことで成長する人間の物語なのだ。
テッドとの依存関係と、恋人との大人の関係の中で、成長するオッサンのハナシなのだ。

この基本があるからこそ、どんなにお下劣で下品であっても、許せるののです。

全編に登場するお下劣で下品な表現は、群を抜いています。
たとえて言うなら、戦前の連続映画『超人対火星人』をリメイクした『フラッシュ・ゴードン』はただたさダサイだけなんだけれど、それをソフトポルノとしてパロディ化した『フレッシュ・ゴードン』なんかは品のいい映画に見えるぐらいなものです。

あ、ごめんなさい。

テッドとだめだめ中年がリスペクトしている『フラッシュ・ゴードン』って、ホント、びっくらこいて屁ぇこくぐらいに、ダサイんだから。
(ちなみに近所のレンタルDVD店では取り扱っていなくて、残念無念、残念至極です)
たぶん、『フラッシュ・ゴードン』の本編を観ていなくても、そのダサさ加減は判ると思いますが・・・

うーむ、なのか、ありゃりゃなのか判らないぐらい、古くからの映画ファンは、観終わってから昂奮すことしきりです。
(コリー・フェルドマンの名前なんて聞いたのは、いつ以来だろうか)

あぁ、(作られるなら)『テッド2』が待ち遠しい。
アカデミー賞主題歌賞はぜひとも取ってほしいぞ。
(なにしろ、音楽は洒落ていますからねぇ)

ありゃりゃ、むむむ、もう、しっちゃかめっちゃかに昂奮しまくりのレビューで、ホント恥ずかしい。
穴があったら、入りたい・・・
(いれたい、ではないです。それぐらいの判断はまだあるつもりです)

評価は、ドーンと★5つであります。

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アメリカ版ポスターは、意外とおとなしい感じ。

 

 

 

 

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2013年映画鑑賞記録

 新作:2013年度作品
  外国映画 2本(うちDVD、Webなどスクリーン以外 0本)←カウントアップ
  日本映画 0本(うちDVD、Webなどスクリーン以外 0本)

 旧作:2013年以前の作品
  外国映画 5本(うち劇場 1本)
  日本映画 0本(うち劇場 0本)
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この記事へのコメント

ぷ~太郎
2013年03月24日 00:37
純粋にぬいぐるみとして見れば、テッドはさほどかわいいものでもないと思うのですが、それがオッサンとはいえ、妙に人間くさい動きをすると(このあたりはCG技術の進歩でしょう)変に面白く、初めて一人住まいをした日の、一人残されてドアの所に立ちつくす丸いシルエットは、これもオッサンとはいえ胸がキュンとなるくらいかわいいものがあります。小太りの人間のオッサンだったらこうはいかないでしょうね。
やはり、クマのぬいぐるみというのは、王道なのでしょうかね。
mizu223
2013年03月30日 02:18
mizu223です。見た目のぬいぐるみの可愛らしさとおやじチックな下品さとのギャップがうけたのかなと。
サム・ジョーンズは本当に傑作です。
本当はみんな友達や家族がいても、心のどこかでさびしさを感じてるのかも。
忌憚なく話せる親友が欲しいという願望がかなえられた主人公に、観客が共感できたという点が、日米でヒットになった要因かなと。嫉妬するガールフレンドもリアルでグッドです。

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