『もうひとりのシェイクスピア』: 織りなす綾なす物語を堪能 @ロードショウ・シネコン

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2012、最後の劇場鑑賞に選んだのがこの作品。
シェイクスピアものって、心惹かれるよなぁ・・・
いまではオーソドックスなシェイクスピアものの映画を観ることは少なく、今回のようにひねったものが多い。
さてさて、本作。

ちょっと時制の使い方が乱暴なので、よぉく観ないと判らないところもあるにはあるが、いやぁ、面白かった!

シェイクスピアの正体は不明で、貴族王族のひとり(または複数)ではないか、という説があるが、この映画はその説を肯定するところから始まっている。
なので、「シェイクスピアの正体は誰それ」というのを期待すると当てが外れる。

詩と戯曲演劇を愛した、言葉の力を信じたひとりの貴族・オックスフォード伯。
彼は、言葉の魅力に取りつかれて、言葉の力を信じて、世の中を変えようとする・・・

そこに陰謀、謀略、裏切り、恋愛、禁じられた関係が複雑にからみ、シェイクスピア劇を観ているよう。
また、CGの力で復元されたロンドンの街並み、登場する人物たちの豪華絢爛で、かつ汚れに汚れた様子。
うわぁ、画面から匂いが、臭ってくるような。

歴史的事実と虚構が入り混じった物語展開と、最後に明らかになるシェイクスピア悲劇(というかギリシャ悲劇)的な真相。

ディザスタームーヴィ専門と思われたローランド・エメリッヒ監督がこんな映画をつくるとは!

過去、大過去、さらに過去、と何重にも過去をさかのぼる点は、脚本の定石からいけば拙いのだけれども、そこいらあたりを差し引いても、評価は4つは下らないですね。

 

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2012年映画鑑賞記録

 新作:2012年度作品
  外国映画57本(うちDVD、Webなどスクリーン以外21本)←カウントアップ
  日本映画19本(うちDVD、Webなどスクリーン以外 5本)

 旧作:2012年以前の作品
  外国映画38本(うち劇場 0本)
  日本映画10本(うち劇場 2本)
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この記事へのコメント

ぷ~太郎
2013年01月05日 01:05
格調高いシェイクスピア作品と、その陰にある16世紀末の暗い陰湿な世相。脚本はそれらをうまくまとめて、これが真実だと観客を信じ込ませる。
ひと時の歴史絵巻に堪能しました。

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