『失踪』: 犯人の狂気と被害者の妄執がシンクロしていく @DVD

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かなり前に中古で購入して積読状態だったDVDを鑑賞です。
この『失踪』、テレビシリーズ『24』でブレークしたキーファー・サザーランド人気にあやかってロープライスで発売され、その当時、中古DVDの棚にたくさん並んでいたと記憶しています。
そんなことはさておき、映画のこと。

主演はジェフ・ブリッジス、キーファー・サザーランド、ナンシー・トラヴィスに、サンドラ・ブロック。
監督はジョルジュ・シュルイツァー。
1993年の製作です。

キーファー・サザーランドと恋人サンドラ・ブロックはドライブを楽しんでいる。
トンネルの中でガス欠になって少しばかりの諍いののち、サービスエリアでブロックが忽然と姿を消してしまう。
3年間に渡って必死に探すものの手がかりはなく、ある日、犯人を名乗る男から手紙が届く・・・

ハナシとしてはこんなところ。
ありきたりといえばありきたりのハナシなんですが、映画は、少々異様な感じを醸し出しています。

というのも、オープニングからかなりの尺を割いて、犯人であるジェフ・ブリッジスの様子を描いているからです。
それも自分で麻酔薬を試してその効き目の時間を計測したり、獲物を捕まえようとする際の自分の脈拍数を記録したりと、そんな様子を入念と撮っているのです。

また、少々描写に弱いところもありますが、3年間に渡ってサンドラ・ブロックを探すキーファーも何かに取り憑かれたよう。
執念は時を経て、妄執になり、狂気に近づいていくのです。

そう、この映画の見どころは、犯人の狂気と被害者の妄執がシンクロしていくところにあります。
ただし、キーファーの妄執が、妄執を通り越して、狂気に至っていないところが惜しいところです。
犯人役のジェフ・ブリッジスは、ほんとに、不気味さを体現しているので、その差が歴然としてます。

まぁ、キーファーのファンは、もっと颯爽とした彼を観たかったところでしょうが、奇妙な味の映画という点では、少々見どころがあります。

評価としては、★3つとしておきます。

<追記>
調べてみたところ、ジョルジュ・シュルイツァー監督がオランダ時代の1988年に撮った『ザ・バニシング-消失-』のリメイクのようです。
オリジナル作品には「後味が悪い」とのコメントがあったので、ラストは異なるのでしょう。



 

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2013年映画鑑賞記録

 新作:2013年度作品
  外国映画 6本(うちDVD、Webなどスクリーン以外 2本)
  日本映画 2本(うちDVD、Webなどスクリーン以外 0本)

 旧作:2013年以前の作品
  外国映画17本(うち劇場 1本)←カウントアップ
  日本映画 1本(うち劇場 0本)
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