『催眠』ラーシュ・ケプレル:映画化作品はつまらなかったが、原作小説は面白かった @ハヤカワ・ミステリ

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ラッセ・ハルストレム監督が映画化した『ヒプノティスト 催眠』のスウェーデン発の原作小説を読みました。
映画化された作品は酷かったのですが、原作はベストセラーだということなので、期待して読み始めました。

原作は文庫上下巻で900ページ。
映画は、そのダイジェストなんですが、ダイジェストの仕方がよくなかったですね。

一家惨殺事件が起こり、その唯一の目撃者と思料される生き残りである少年、こん睡状態にある少年に対して睡眠療法をかける場面、その場面は映画では中ほどなのですが、原作では序盤といっていいぐらい150ページ目あたりで登場します。

そして、映画では、ほんの少ししか描かれなかった睡眠療法士の過去の事件、これが、重要な役割であり、原作では150ページぐらい費やされています。
ここを映画では端折ったため、事件の構造そのものがかなり歪になっています。

そして、どちらかといえば静かなイメージのあった映画ですが、原作はダイナミックな展開を魅せますし、会話量も多く、ぐんぐんと読み進めていけました。

警部を主役にした第二弾小説も執筆されているとのことなので、次回映画化の際は、もう少し、スピーディな展開でお願いしたいです。

 



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