『愛しのタチアナ』:カウリスマキ作品中、一・二を競うストーリーのなさ @DVD・レンタル

画像


ついにTSUTAYAの企画「映画通が選んだ本当に面白い映画」に並んだアキ・カウリスマキ監督の作品群。
見逃していた作品の落穂拾いということで、今回は1994年製作の『愛しのタチアナ』を鑑賞しました。
アキ・カウリスマキ監督作品には、どの作品も独特のリズム感と悲観と楽観が入り混じったペーソスがあるので、こりゃダメだと思うひとは永遠にダメ、こりゃ面白いと思うひとなら永遠に面白い、と思います。
さて、本作品。

マザコンで洋裁屋のヴァルト、自動車修理工のレイノに修理で預けてあった自動車を請け出して、ふたりであてどもなく出かけました。
ヴァルトはコーヒー中毒、レイノはアル中(いつもウォッカの中瓶を片手でラッパ呑み)。
途中、バスがエンコして立ち往生したふたりの女性を拾って、彼女たちが故郷へ帰るフィンランドの港へ向かうことに。
ひとりはロシア人のクラウディア、もうひとりはエストニア人のタチアナ。
さて、道中やいかに・・・

へへへ、こりゃビックリ。
アキ・カウリスマキ作品のなかでも群を抜いてストーリーがない。
道中もエピソードらしいエピソードすらない。
なのに、なんだか面白い。
いやぁ、これ伝えるのが難しいなぁ、そんな映画。

日本語タイトルが伝えるとおり、最後はきちんと「愛しの」になっちゃうところが微笑ましい。

評価は★3つ半としておきます。

<追記>
アキ・カウリスマキ監督のミューズ、カティ・オウティネンもまだ若い(といっても老け顔なんだけど)。
マッティ・ペロンパーは本作が遺作(同年『アイアン・カウボーイズ ミーツ・ゴーストライダー』なる映画があるけど)。

その他のアキ・カウリスマキ監督のレビュー
街のあかり』、同作・追記同作・追記の追記同作・更なる追記
ル・アーヴルの靴みがき
パラダイスの夕暮れ

           
 
------------------
2014年映画鑑賞記録

 新作:2014年度作品
  外国映画10本(うちDVDなど 1本)
  日本映画 6本(うちDVDなど 0本)

 旧作:2014年以前の作品
  外国映画40本(うち劇場 3本)←カウントアップ
  日本映画12本(うち劇場 3本)
------------------

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

ぷ~太郎
2014年05月06日 10:29
なんとまあ・・・な作品です。ここまでとぼけられると笑っちゃいますね。カウリスマキ以外にこれをやったら失敗するのに、彼は作品にしてしまう。なんとも・・・です。いい味出してます。

この記事へのトラックバック