『サイド・エフェクト』:ソダバーグ監督の魅力って何かしらん @DVD・レンタル

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1989年に『セックスと嘘とビデオテープ』でカンヌ映画祭をあっといわせたスティーヴン・ソダバーグ監督もこの作品で引退とか。
タイトルは『サイド・エフェクト』、薬の副作用という意味。
抗鬱剤の副作用により夢遊病を発症し、無意識のうちに夫を刺殺してしまった妻。
しかし・・・というの映画。
マジック・マイク』のときにも書いたが、ソダバーグ監督とは肌が合わないんだけれど、興味深い題材だし、引退作だし、ということもあって観てみることにしました。
さて。

うーむ、だめだぁ。
この監督とは肌が合わない。
というか、下手だ。

薬の副作用による殺人という社会派テーマから、後半、下世話なスリラーになっていくストーリー。
まぁ、別に下世話なスリラーになるのはわるくないんだけれど、どうもその転換点がうまくない。
社会派映画かと思ってい観ていたら、知らぬ間に別の映画になっていた、なんだぁこりゃ、て感じ。

この手の題材は、ブライアン・デ・パルマ監督という騙しのうまい監督がいるので、ついつい比べたくなってしまいます。
デ・パルマだったら、主題が転換する際には、これぞ、というぐらい華麗な映像を魅せるだろうなぁ、と思いますが、ソダバーグ監督はそんなことはいたしません。

なのに、オープニングとエンディングだけ、ヒッチコック監督ばりに撮るもんだから性質(たち)が悪い。
オープニング、カメラは街をなめ、ひとつのマンションに近づき、その窓に近づき、部屋に入ると無人の廊下に血の跡が。

エンディングは、カメラは、あるビルの窓のアップから引いて、街をなめていく、というオープニングの逆。
でも、両方のビルに関連はない(まぁ、ストーリー上、なくはないんだけれど)。

オープニングは『サイコ』の模倣かしらん。
エンディングはテクニックだけは似ているが、文法的にはつながりがない。
このあたりが、下手、ということ。

でもハリウッドでは人気がある。
なぜかしらん。
察するに、たぶん、この監督、早撮りなんだろう。
役者からすると、拘束時間は短く、それでいて役者にあった見せ場はつくってくれて、そこそこの出来の映画に仕上げる。
なので、顔ぶれは豪華。
スター目当ての観客からすれば、そこそこ愉しめる作品。

個人的には、そんな監督だったんだろうと、位置づけておきます。

この映画の評価は★3つ。
まぁ、そこそこ楽しめる映画、ってことです。

   
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2014年映画鑑賞記録

 新作:2014年度作品
  外国映画 9本(うちDVDなど 1本)
  日本映画 4本(うちDVDなど 0本)

 旧作:2014年以前の作品
  外国映画34本(うち劇場 2本)←カウントアップ
  日本映画11本(うち劇場 3本)
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この記事へのコメント

ぷ~太郎
2014年04月14日 16:14
確かに、これが下手な監督ということならそうかもしれません。別に致命的な点はないのですが、映画全体にメリハリがないので、もっと面白くなりそうな話ではあるのだけれど、しぼんでしまったような感じですかね。

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