『365日のシンプルライフ』:8月公開のフィンランド新作映画 @フィルムセンター EUフィルムデイズ

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フィルムセンターの企画「EUフィルムデイズ2014」で、8月ロードショウ公開が決まっているフィンランド映画『365日のシンプルライフ』をひと足早く鑑賞しました。
映画は・・・

ヘルシンキに住む26歳のペトリは、彼女と別れたことをきっかけに、モノに囲まれた生活をリセットする“実験”を決意する。
ルールは4つ:
(1)持ちモノ全てを倉庫に預ける
(2)1日に1個だけ倉庫から持って来る
(3)1年間続ける
(4)1年間、何も買わない・・・
フィンランドからやってきた「人生で大切なもの」を見つけ出す365日のモノがたり。
(公式ページ http://www.eufilmdays.jp/film/finland から抜粋)

フィンランドの映画というと大好きなアキ・カウリスマキ監督作品にみられるように独特の雰囲気があります。
この映画も、そう。
とにかく発想が奇抜ですね。
まずは、モノを全部捨てるところからスタート。
(映画ではルール(1)にあるように倉庫に預けてあるわけですが)

当然のように暮らしている部屋の中は空っぽ。
自身は裸。
こりゃ究極の断捨離だ。

その上、冬! って、おいおい、どうなるんだよぉぉ、といういうところからスタート。

ひとつ目の倉庫からの持ち出し品はオーバーコート。
倉庫までの雪道を真っ裸で突っ走る。
持ち出したコートの袖に脚を突っ込んで、くるまって寝袋替わりで一夜を過ごす。

ルール(4)に従って食べ物も買えない。
なので、翌日、弟が食べ物を持ってくる・・・

そうかぁ、援助者がいるわけだ。
でないと、死んじゃうからね。

で、ルール(2)に従って生活できるので、始めの1週間あたりが最初のヤマ。
ここで選択を誤ると死んでしまう恐れ大。
必死で知恵を絞る・・・

と、いうわけで、最初のヤマを乗り越えていくと、意外とモノが必要ないことに途中で気づいてしまいます。
生活に必須なモンが100個ぐらい、と。

これに気づいてしまった後が、実は映画で描くべき重要なところなんだけれども、このあたりから映画があまり面白くなくなっていきます。

モノより欲しいのは、何かと親戚の子どもに訊かれて、これまで彼女がいなかったペトリは彼女を見つけることに生活を切り替えます。

とすると、彼女を見つけるのに、これまで必要でなかったモノが必要となってきて、葛藤が生まれるはずなんですが、そこいらあたりがあんまり描けていません。
また、彼女との間でなんらかの軋轢があってしかるべき、とも思うのですが、意外とものわかり(モノわかり、かしらん)がいいのか、軋轢が生まれません。
彼女の姿を映さない演出も利いていないし・・・

と、後半は退屈モードに突入してしまいました。

評価は★3つとしておきます。

<追記>
yahoo!映画の作品紹介では「物に囲まれた生活を一新すべく行った1年間の実験を追ったドキュメンタリー」、allcinemaのジャンル分類でもドキュメンタリーとなっていますが、ホントにドキュメンタリーなのかしらん。

その他の EUフィルムデイズ2014の作品レビュー
オールディーズ・バット・ゴールディーズ -いま輝いて-
ケルトゥ/愛は盲目



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2014年映画鑑賞記録

新作:2014年度作品:34本
 外国映画22本(うちDVDなど 5本)←カウントアップ
 日本映画12本(うちDVDなど 0本)

旧作:2014年以前の作品:83本
 外国映画63本(うち劇場 3本)
 日本映画20本(うち劇場 3本)
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