『生首情痴事件』:悪いフィルム状態がかえって異様な迫力をうむ和製カルト @DVD・中古購入
局地的な豪雨が連続するなんだかヘンテコリンな梅雨であります。
晴れるととてつもなく暑く、ニッポンの四季はどこへいったやら。
ひと足早い暑気払いに、以前中古購入していたジャパニーズ・カルトムーヴィ『生首情痴事件』をDVDで鑑賞しました。
ときは昭和40年代初め。
資産家への入り婿した藤山五郎は、妻・玲子との夜の生活に飽き飽きし、肉感的な順子との情事に耽っていた。
ある日、玲子は妊娠したこと、そして子どもが生まれたら別れる、と夫に切り出した。
五郎は順子と結託して、既知の医者を通じて、玲子の精神が病んでいるように仕立てあげ、遂に、眠っている玲子を列車自殺に見せかけて殺害する。
事件は自殺と断定されたが、玲子の首が発見されない。
五郎は、ときにふれ、玲子の生首の幻をみるようになる・・・
と、まぁ大昔からある色と慾(したごころのある欲)の怪談噺です。
モノクロで進む画面は安っぽいのですが、異様なアップや光量不足の夜間野外撮影などがかえって迫力を出しています。
で、ビックリしたのは、パートカラーだったこと。
玲子を殺害したあとの五郎と順子の情事シーンが突然カラーとなり、絡み合うふたりがやけに肉感的にみえます。
(その上、当時は普通だったのでしょうが、順子がわき毛ボーボーであり、これまたビックリ)
その後、折節、流血シーンなどで数カット、カラーになったりで、なかなか飽きません。
ラストは、五郎、順子、悪徳医者に悪徳看護婦が絡んだ一大惨事となり、屍累々のラストショットは異様異形であります。
良識派のファンにはお薦めしませんが、イカモノ映画好きならば観ておいて損はないと思います。
評価は★2つ半としておきます。
<追記>
源泉のマスタフィルムの状態が悪く、画面の傷、コマ飛び、カラーの退色が著しいです。
が、それも味のひとつかも。
デジタルリマスターしたら、異様な迫力はどうなるかしらん。
その他のジャパニーズ・カルトムーヴィのレビュー(いずれもyahoo!のレビューにリンクしています)
『怪猫トルコ風呂』
『黒蜥蜴』
『散歩する霊柩車』
『おんな極悪帖』
『犬神の悪霊(たたり)』
『秘録おんな蔵』
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2014年映画鑑賞記録
新作:2014年度作品:40本
外国映画26本(うちDVDなど 6本)
日本映画14本(うちDVDなど 0本)
旧作:2014年以前の作品:87本
外国映画66本(うち劇場 3本)
日本映画21本(うち劇場 3本)←カウントアップ
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