『ザ・スタッフ』:出所不明食品を揶揄しているようなホラーコメディ @DVD・中古購入
『ブロス リターンズ/やつらはふたたび帰ってくる』に続いてイカモノ映画その2。
今度は、2月下旬に観た『新・死霊伝説』と同じくラリー・コーエン監督、マイケル・モリアーティ主演の『ザ・スタッフ』。
DVDでは「ゾンビのデザート」と副題がついていますが、デザートはともかくゾンビは関係ない。
さて、映画。
アメリカの田舎町、ある雪が積もった日。
雪に混じってぶくぶくと白いクリーム状のものが地下から湧いているのを、ひとりの老人が発見。
喰ってみたら、甘くて美味しい。
それは「スタッフ」と名付けられて市場に出回り、一躍ヒット商品に。
先行きを不安視したアイスクリーム業界が元FBIの産業スパイを送り込んで、原材料を調べさせてみたところ・・・
と、『マックィーンの絶対の危機(ピンチ)』(テレビ放映タイトル『SF人喰いアメーバの恐怖』)の変型のようなコメディ・ホラー。
脚本も担当しているラリー・コーエンは、当時のジャンクフード、ファストフードの大量消費を揶揄していたと思われるが、現在みると、出所不明な食品業界を揶揄しているように感じられて、苦笑せざるを得ない。
『マックィーンの絶対の危機(ピンチ)』では宇宙から来た軟体生物との説明がついているが、この作品では正体が不明なところが興味深い。
(まぁ、単に脚本を練るのを投げただけかもしれないが)
脇役でポール・ソルヴィノやダニー・アイエロが個性の強い役で登場しているので、そこいらあたりも面白いかも。
評価は★2つとしておきます。
<追記>
とにかく安手のプロダクションですので、好事家以外にはお薦めしません。
でも、これを観るのは2度目なんですよねぇ。
90年ぐらいにホール上映で一度観ております。
------------------
2015年映画鑑賞記録
新作:2015年度作品:13本
外国映画 9本(うちDVDなど 0本)
日本映画 4本(うちDVDなど 0本)
旧作:2015年以前の作品:33本
外国映画26本(うち劇場 6本)←カウントアップ
日本映画 7本(うち劇場 0本)
------------------
この記事へのコメント