『リザとキツネと恋する死者たち』:GS風サウンドにノリノリ @DVD・レンタル

画像

昨年末ロードショウのハンガリー映画『リザとキツネと恋する死者たち』、DVDで鑑賞しました。
ハンガリー映画って珍しいなぁと思って調べてみたところ、ハンガリー単独で製作した映画にはミクロシュ・ヤンチョー監督の『密告の砦』『ハンガリアン狂詩曲』のほかに『だれのものでもないチェレ』『アナザウェイ』がありました。
いずれも未見ですが、なかなか重い作品ばかり。
最近では、観終わってとてつもなく陰鬱になる『サウルの息子』もそう。
ううう、なんて真面目なお国柄かしらん。
ところが、この映画はタイトルからして、軽い感じ。
どんなもんかしらん。
さて、映画

1970年代のハンガリー・ブダペスト。
看護師のリザは、元日本大使の未亡人マルタを住み込みで看護している。
というのも、未亡人があまりに肥っていて、ベッドから起き上がれないから。
そんな未亡人の部屋には、日本人歌手・トミー谷のポスターが貼ってある。
何故か知らねど、死んでしまったトミー谷の幽霊が、未亡人の部屋に住んでいて、彼がリザに恋してしまった。
トミーの恋心は強く、リザがであう男性を次から次へと呪い殺すのでありました・・・

というハナシ。
全編を日本語のGSもどき音楽が彩っており、なかなか楽しい出来栄え。
劇中に登場する日本語はギクシャクしているけれど、それはそれでいい味を出しています。

リザの呪いを解くには「真実の愛」が必要なのだけれど、白馬に王子様ではなく、少々強面鉄面皮然とした間借人の刑事だというのが可笑しい。
特に、トミーの呪いもなんのそので、全身次から次へと傷を負っても顔色ひとつ変えないさまにニンマリします。

傑作とはいかないまでも、ちょっと覚えておきたい類の映画ではある。

評価は★★★☆(3つ半)としておきます。

<追記>
EUに加盟しているのに通貨単位がユーロでなく、フォリント。
ふーん、70年代だからか? と思ったけれども、調べると現在もフォリントを使用しているようです。

<もうひとつ追記>
重苦しい映画が多いハンガリーのなかにも『人生に乾杯!』という映画もありましたね。
あれも、コメディだけれど、かなり現実味を帯びていたように記憶しています。



------------------
2016年映画鑑賞記録

新作:2016年度作品:45本
 外国映画30本(うちDVDなど 0本)
 日本映画15本(うちDVDなど 1本)

旧作:2016年以前の作品:60本
 外国映画48本(うち劇場 9本)←カウントアップ
 日本映画12本(うち劇場 4本)
------------------

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

ぷ~太郎
2016年07月11日 15:48
思っていたよりもヘンテコリンが作品でした。音楽も妙ならハナシも妙。だけど妙な面白さがあります。あれだけ死神にとりつかれても死なない刑事に☆ひとつ追加ですかね。
2016年07月11日 22:05
ぷ~太郎、コメントありがとうございます。
妙な面白さがある映画でしたね。
DVDで同時収録の音楽シーンPV、本編を観た後にもう一度観て愉しみましたよ。

この記事へのトラックバック