『クロノス』:デル・トロ監督らしい格調とチープさ @DVD・レンタル

画像

クリムゾン・ピーク』のギレルモ・デル・トロ監督のデビュー作『クロノス』、DVDで鑑賞しました。
TSUTAYAの発掘良品企画で選定された作品。
デル・トロ監督作品はこれまで『ミミック』『デビルズ・バックボーン』『パンズ・ラビリンス』『パシフィック・リム』を鑑賞済み。
『ブレイド2』と『ヘルボーイ』1・2は未見。
映画全体を彩る格調高いゴシック風造形が魅力であるとともに、どことなくチープなB級感も併せもっているところが魅力。
さて、デビュー作やいかに。

16世紀に一人の時計師によって創られた金色のからくり機械「クロノス」。
昆虫の造形をし、なかに謎の生物が宿っており、機械を通して血を吸われたものは、永遠の命を得ることができる。
骨董商のヘスス・グリス(フェデリコ・ルッピ)は、そのクロノスを偶然発見し、血を吸われてしまう・・・

というハナシは、吸血鬼ものの変形。
吸血鬼が血を吸う恐怖よりも、死なない吸血鬼の哀しみがモチーフになっているあたりが、目新しい。

特に、前半は、クロノス内部の精密機械が動き、骨董商の血を吸い、初老の男が生気を取り戻していくあたりは、映像描写も含めてなかなか興味深い。

ただし、後半、長年クロノスを追い求めていた大富豪とその甥アンヘル(ロン・パールマン)がヘススに絡みだすと、とたんにチープになってしまう。
特に、アンヘルが、不死身であることを知らずにヘススを自動車事故に見せかけて殺したあとは、甦ったヘススの特殊メイクアップのチープさもあって、ガクンとなってしまった。
なので、傑出した出来ではないけれど、そこそこ楽しめるB級映画といったところだが、デル・トロ監督らしさは多分に出ている。

評価は★★★(3つ)としておきます。

<追記>
骨董商の名前ヘスス・グリスは、ジーザス・クライストのもじり。


------------------
2016年映画鑑賞記録

新作:2016年度作品:72本
 外国映画51本(うちDVDなど 8本)
 日本映画21本(うちDVDなど 4本)

旧作:2016年以前の作品:81本
 外国映画64本(うち劇場14本)←カウントアップ
 日本映画17本(うち劇場 5本)
------------------

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック