『ドクター・ストレンジ』:神経外科医ストレンジの活躍譚も観てみたい @ロードショウ・シネコン
ベネディクト・カンバーバッチ主演の『ドクター・ストレンジ』、ロードショウで鑑賞しました。
『DR. STRANGELOVE』なら知っているけど、ストレンジ博士というのは知らなかった。
あ、すみません。ストレンジラヴ博士は、日本では『博士の異常な愛情』というのでした(さらに「または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか」とサブタイトルが続くだけれど)。
とにかく、マーベルやDCのアメコミヒーローものは観ないことにしているのだけれど、ご贔屓カンバーバッチが主演するとあっては、見逃すわけにはいかない。
ということで、さて、映画。
天才的神経外科医のドクター・ストレンジ(ベネディクト・カンバーバッチ)は、自身の傲慢さが祟って、自動車事故で両手の機能をほとんど失ってしまう。
しかし、過去に半身不随の男が自由に歩き走れるようになったと聞き、彼を探し出して質したところ、カトマンズの修行場で神秘の力を手に入れたという。
ただし、件の男は、修行途中で投げ出したのであるが・・・
ストレンジはカトマンズへ渡り、カマー・タージという修行場でエンシェント・ワン師(ティルダ・スウィントン)に出逢い、神秘の力を手に入れるのだが、その力には時間を操る不思議な力があった・・・
というハナシで、その神秘の力を得て不老不死になろうと試みる闇の魔術師カエシリウス(マッツ・ミケルセン)との対決になっていく。
まぁ、物理的な破壊力をスピリチュアルな力に代えただけのヒーローものなのだけれど、ストレンジの傲岸不遜ぶりが面白く、いくつかのシーンで笑いを誘う仕掛けになっている。
なので、これはベネディクト・カンバーバッチに適役。
ティルダ・スウィントン演じるエンシェント・ワン師は、『レモ/第1の挑戦』の秘術のマスター、チュン(ジョエル・グレイ)にそっくりだったり、歪む時空の映像は『インセプション』を彷彿とさせたりと、目を見張るほどの新鮮味はない。
その上、悪役マッツ・ミケルセンの見せ場も、キャラクターの背景の書き込み不足で、意外と物足りない。
ただし、クライマックス、時を止めたドクター・ストレンジが最終の敵と相対するあたりは、東洋的無間地獄のようにかなり興味深い。
終結後、映画はマイティ・ソーとのコラボを匂わせ、また、兄弟子モルド(キウェテル・イジョフォー)がストレンジの宿敵となることを匂わせ、続編の可能性がぷんぷん。
(『マイティ・ソー』との共演ものは、すでに撮影を終えて、ポストプロダクション作業中。ドクター・ストレンジが『アベンジャーズ』シリーズへ参戦するエピソードも撮影中のよう)
なんだけれども、続編よりも傲岸不遜な神経外科医ストレンジ博士の活躍譚の方が観てみたい。
そっちの方が絶対、カンバーバッチには似合うはずだから。
評価は★★★☆(3つ半)です。
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2017年映画鑑賞記録
新作:2017年度作品:14本
外国映画13本(うちDVDなど 1本)←カウントアップ
日本映画 1本(うちDVDなど 0本)
旧作:2017年以前の作品:12本
外国映画10本(うち劇場鑑賞 3本)
日本映画 2本(うち劇場鑑賞 0本)
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この記事へのコメント
『外科医 ストレンジ』っていうのが、映画タイトルとしてもおさまりがよさそう。映画化熱望です。