『デンジャー・ポイント』『猿の惑星』『夕陽のガンマン』 @DVD

自宅の積読DVD3本を、1日1本のペースでまとめて鑑賞。
短くレビューをば。

画像

1本目の『デンジャー・ポイント』は1970年製作のイギリス映画。
原作はアリステア・マクリーンの『麻薬運河』、自身が脚本も担当している。

インターポールの麻薬捜査官がオランダ・アムステルダムで仲間とともに捜査をしようとしたところ、その仲間が巻頭で殺されてしまう。
先に潜入していた女性捜査官と協力しながら、捜査を進めるが・・・

といった内容で、さしずめ『フレンチ・コネクション』ならぬ「アムステルダム・コネクション」といったところ。
原題「PUPPET ON A CHAIN」は「鎖に吊るされた人形」の意味だが、麻薬組織が見せしめのため殺した敵を鎖で吊るすことを意味している。

水準程度の展開だが、クライマックスの運河上でのボートチェイスは迫力がある。
監督は、この後、同じくマクリーン原作の『地獄のキャラバン隊』を撮ったジェフリー・リーヴだが、ボート・チェイス・シーンはドン・シャープの演出。
ドン・シャープ自身も1979年にマクリーンの『北海の墓場』を原作にした『オーロラ殺人事件』を監督している。

評価は★★★(3つ)としておきます。


画像

2本目は『猿の惑星』。
1968年製作のシリーズ第1作。

何度かテレビで観ているのだが、本格的に映画に目覚める前のことで、ノーカットの原語版で観るのは、これが初めて。

地球を飛び立ち、1年あまりの宇宙船。
拘束を超えているので、宇宙船内の時間は1年しか経っていないが、地球時間では2000年以上経っている。
機器の故障で不時着した惑星は、人類の生存に適した環境だったが、そこは知能をもった類人猿の惑星だった・・・

という、いまさら説明も不要な内容。

子どもの頃に観たときには気づかなかったのだが、時間軸がよく出来ている。
知能をもった類人猿たちの歴史は1200年ほどで、生活様式が地球の中世の時代に似ており、キリスト教に似た宗教が科学の発達を阻んでいるあたりが面白い。

また、前半に描かれる類人猿たちによる人間の捕獲・駆除の様子が、かなり残酷で、これには驚いた。
この無自覚な残酷さは『ファンタスティック・プラネット』における青い巨人による小さな人間駆除にも似ている。

そしてもうひとつ気が付いたのは、本作品はハイブリッドSF映画の先駆けで、宇宙冒険ものだと思っていると、終盤でディストピアものへと突然変化する。
この衝撃は、やはりSF映画史上に残るラストだろう。

評価は★★★★(4つ)としておきます。


画像

3本目は『夕陽のガンマン』。
1965年製作の、セルジオ・レオーネ監督、クリント・イーストウッド主演映画の第2作目。
これも小さい時分にテレビで観た記憶があるのだが、うろ覚え。
改めて、ノーカットの原語版で鑑賞。

若い賞金稼ぎ(イーストウッド)と歳のいった賞金稼ぎ(リー・ヴァン・クリーフ)、ふたりが狙うは極悪非道な銀行強盗・・・

というだけのハナシを、セルジオ・レオーネ監督が勿体を付けた演出でジリジリとみせるマカロニウエスタン。

あまりにジリジリしているので、途中でイライラしてしまったというのが正直なところ。

で、単純なおハナシかと思っていると、終盤、極悪非道な強盗の親分が過去の女の回想をシンミリ始めちゃって・・・
なんだこの湿っぽさは!
ま、これがクライマックスでリー・ヴァン・クリーフの儲けどころに繋がるのだけれど。

あと30分ぐらい詰めてくれればよかったのに・・・と思うが、それだとセルジオ・レオーネ映画じゃなくなっちゃうんだろうなぁ。

評価は★★★(3つ)としておきます。

------------------
2017年映画鑑賞記録

新作:2017年度作品:82本
 外国映画63本(うちDVDなど16本)
 日本映画19本(うちDVDなど 0本)

旧作:2017年以前の作品:57本
 外国映画49本(うち劇場鑑賞13本)←カウントアップ
 日本映画 8本(うち劇場鑑賞 3本)
------------------

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック