『死霊館 エンフィールド事件』:尺がのびた分、まだるっこしくなったかも @DVD・レンタル
ビデオの日キャンペーン利用の旧作DVD鑑賞3作目は、2016年7月ロードショウの『死霊館 エンフィールド事件』。
心霊研究家ウォーレン夫妻の実話に基づくシリーズ第2弾。
前作『死霊館』は70年代の雰囲気を思い出すことができた、なかなかの佳作でした。
さて、映画。
1977年の英国エンフィールドに4人の子どもと暮らすシングルマザー・ペギー・ホジソン(フランシス・オコナー)。
次女のジャネットが、以前住んでいた老人の霊に取りつかれてしまい、家には不気味な現象が多発していた。
現地では、真偽論争が起こり、米国の心霊研究家ウォーレン夫妻(パトリック・ウィルソン、ヴェラ・ファーミガ)は、真偽を確かめるべく現地に赴いた・・・
というところから始まる物語だが、映画冒頭では1974年にウォーレン夫妻が調査に携わったアミティビル事件でのエピソードが少し描かれる。
アミティビル事件・・・
前作『死霊館』の最後のちらりと語られ、映画『悪魔の棲む家』として1979年と2005年に映画化された事件。
今回の事件とは直接の関係はないが、憑りつかれたひとたちに寄り添うウォーレン夫妻の立ち位置を明確にするのに役立っている。
事件は、老人の霊に憑りつかれているのか、それとも偽装なのか、とサスペンスフルに進みながら、最終的には別のところに決着する。
まぁ、心霊現象はなにも霊によるものだけとは限らないが、霊を操る悪魔というのは、ミステリーの謎解きとしては面白いが、実際の事件としては、なんだか小賢しくて矮小な感じ。
どちらかというと、拍子抜けの感も。
前作の112分から134分へと尺を長くして心理描写などに費やしているが、少々まだるっこしくなったと思います。
事件を偽物と疑う研究者役で『ラン・ローラ・ラン』のフランカ・ポテンテが出演しているが、太ってしまって誰だかわかりませんでした。
評価は★★★(3つ)としておきます。
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2017年映画鑑賞記録
新作:2017年度作品:97本
外国映画73本(うちDVDなど22本)
日本映画24本(うちDVDなど 3本)
旧作:2017年以前の作品:66本
外国映画58本(うち劇場鑑賞13本)←カウントアップ
日本映画 8本(うち劇場鑑賞 3本)
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