『羊の木』:異色作という枠内の面白さ @試写会

画像

2018年、3本目の映画は『羊の木』。
ひと足早く、試写会で鑑賞しました。
山上たつひこ原作、いがらしみきお画の同名漫画が原作なのだそうな。
さて、映画。

日本海に面した小都市・魚深市。
「ひとも良いし、魚も旨い」とは市役所職員・月末(つきすえ)(錦戸亮)。
そんな彼が携わっているのが、過疎対策の極秘プロジェクト。
それは、刑務所から出所した元受刑者たちの身元引受人に地方自治体がなり、彼らを10年間住まわせるというもの。
元受刑者たちの社会復帰を支えるという面から考えても一石二鳥のプロジェクト。
魚深市が引き受けた元受刑者たちは6人。
ただし、6人が6人とも罪の軽重はあるものの「ひとごろし」だった・・・

というところから始まる物語で、冒頭からかなり不穏な雰囲気が漂ってくる。

6人を演じるのが松田龍平、北村一輝、優香、市川実日子、水澤紳吾、田中泯と一癖ある役者さんたち。

なので、上手く撮れれば、社会派の要素に加えて、人間の原罪にも迫るようなとてつもない傑作になる可能性があったのですが・・・

うーむ、なんだか、いちばん予想がつくようなところに着地してしまった感じ。

6人がやって来た早々に市に人死にが出て、すわっ、殺人者がまたまた殺人なのか・・・と思いきや、という状況を知っている者には疑心暗鬼になるあたりまでは興味深いのだけれど、後半はフツーのサイコスリラーになっていました。

市に古くから伝わる神事が出てきたあたりは、山上たつひこが持つ昭和40年代の雰囲気が漂ってきたのですが、アクセントレベルにしかなっておらず残念。

異色作という枠からははみ出していきませんが、観ているあいだはそれなりにハラハラもドキドキもする映画になっています。

評価は★★★(3つ)としておきます。

------------------
2018年映画鑑賞記録

新作:2018年度作品:2本
 外国映画 1本(うちDVDなど 0本)
 日本映画 1本(うちDVDなど 0本)←カウントアップ

旧作:2018年以前の作品:1本
 外国映画 1本(うち劇場鑑賞 1本)
 日本映画 0本(うち劇場鑑賞 0本)
------------------

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック

  • 羊の木

    Excerpt: さびれた港町・魚深(うおぶか)市。 市役所職員・月末(つきすえ)は、新規転入者6人の男女の受け入れ担当を命じられる。 実は彼らは全員、仮釈放中の殺人犯だった。 刑務所のコスト削減と地方の過疎対策を兼ね.. Weblog: 象のロケット racked: 2018-09-08 19:17