オペラ映画『ドン・ジョヴァンニ』:1954年ザルツブルグ音楽祭での舞台の記録 @ホール上映

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招待券が当選したので、珍しく、オペラ映画を鑑賞しました。
作品は『ドン・ジョヴァンニ』。
1954年のザルツブルグ音楽祭で上演された舞台を記録したものです。
まずは、データから。
モーツァルト作曲、フルトヴェングラー指揮、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の演奏によるもの。
舞台の演出はヘルベルト・グラーフ、映像記録の監督はパウル・ツィンナーです。
映画は、序曲でフルトヴェングラー指揮による演奏の様子が映し出され、その後は舞台全編を写しており、演奏の映像はありません。
さて、映画。

ヨーロッパ中で恋の遍歴を重ねる貴族騎士のドン・ジョヴァンニ(チェーザレ・シエピ)。
ある夜、騎士長の娘ドンナ・アンナ(エリーザベト・グリュンマー)への夜這いをかけたが失敗し、あげく騎士長(デジェー・エルンシュテル)を殺してしまう。
ドンナ・アンナは、許婚のドン・オッターヴィオ(アントン・デルモータ)とともに復讐を誓うが・・・

といったところから始まる物語で、その後、ドン・ジョヴァンニに捨てられたドンナ・エルヴィーラ(リーザ・デラ・カーザ)、村娘ツェルリーナ(エルナ・ベルガー)と新婚の夫マゼット(ヴァルター・ベリー)が加わり、ドン・ジョヴァンニの恋の遍歴が描かれていきます。
ドン・ジョヴァンニの召使レポレッロ(オットー・エーデルマン)も含め、下世話な恋愛コメディ繰り広げられるのですが、終盤になると、石像を通して騎士長の霊が現れ、一転してホラーになります。

3時間の長尺、途中すこしばかりはウトウトしましたが、なかなかの面白さ。
ドン・ジョヴァンニ演じるチェーザレ・シエピの痩躯優男ぶりが全体の軽佻浮薄感を増して、太っちょのレポレッロとの掛け合いが噴飯ものです。

色悪の悪人にはそれ相応の地獄が待っているというやや教条的な話なのですが、ドンナ・エルヴィーラとツェルリーナの女の色欲がむき出しになってくるあたりも興味深いです。

なお、映像は概ねロングで引いた映像が主体で、カメラが寄ってもバストアップぐらいまで。
客席方向しか撮影できないので、被写体をアップで撮影することができなかったのかもしれませんが、それがかえって舞台全体の雰囲気を伝えることに貢献しており、舞台の記録という点では正解だったと思います。

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2018年映画鑑賞記録

新作:2018年度作品:23本
 外国映画18本(うちDVDなど 1本)
 日本映画 5本(うちDVDなど 0本)

旧作:2018年以前の作品:19本
 外国映画14本(うち劇場鑑賞 2本)←カウントアップ
 日本映画 5本(うち劇場鑑賞 1本)
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