『コレクター 暴かれたナチスの真実』: サスペンスフルな出来のナチスドイツ秘話 @DVD・レンタル

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昨年秋に小規模ロードショウされた『コレクター 暴かれたナチスの真実』、DVDで鑑賞しました。
珍しいオランダ製作の映画で、実際の事件を描いたものです。
さて、映画。

1976年、オランダ。
新聞記者ハンス・クノープ(ガイ・クレメンス)のもとに1本の電話が入る。
オランダ人富豪で美術品蒐集家のメンテン(アウス・グライダヌス)は、第二次世界大戦中、ポーランドに在住していた際、ナチスドイツに協力し、ユダヤ人から数々の美術品を掠奪し、かつ多くのユダヤ人虐殺に加担した、と。
それを、パレスチナ在住の記者が記事にして掲載した、というものだった。
クノープは、当時の証人たちを捜し出して取材していく・・・

といったところから始まる物語で、実際の事件を映画化したもの。

映画化と書いたが、正確には、オランダで全3回のシリーズとしてテレビ放送されたものの再編集版のよう(IMDBから)。
オリジナルは各回47分。
本作の尺は130分なので、タイトル等をカットしたと考えると、本編はほぼカットなしだと思われます。

で、中身がどうなのかというと、これがなかなか面白い。

クノープが取材を続けるうち、どんどんメンテンの過去が明らかになっていき、ポーランド国境に近いロシアの村に赴いて、当時の虐殺を目の当たりにした村びとと出逢うシーンが心に響きます。
(そして、このときのエピソードが終盤への伏線になっている)

そして、クノープが取材して反メンテンの記事を続けると同時に、親会社の新聞はメンテンを擁護するような記事を書いていく。
訴訟に備えての保身なのだが、このあたりの構図が興味深い。

終盤、メンテンは裁判にかけられ、検察側と丁々発止のやりとりへと突入するのだけれど、この法廷シーンがやや性急すぎで、もう少しじっくりと描いてほしかったところ。

総合的には、ナチスドイツものの秘話として、興味深くサスペンスフルな出来上りといえるでしょう。

評価は★★★☆(3つ半)としておきます。
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2018年映画鑑賞記録

新作:2018年度作品:48本
 外国映画39本(うちDVDなど 3本)
 日本映画 9本(うちDVDなど 0本)

旧作:2018年以前の作品:50本
 外国映画43本(うち劇場鑑賞 8本)←カウントアップ
 日本映画 7本(うち劇場鑑賞 1本)
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