『SUNNY 強い気持ち・強い愛』: 『ラ・ラ・ランド』の向こうを張ったオープニング @試写会

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8月末からロードショウされる『SUNNY 強い気持ち・強い愛』、ひと足早く試写会で鑑賞しました。
2011年に製作された韓国映画『サニー 永遠の仲間たち』を、舞台を日本に置き換えてリメイクしたものです。
さて、映画。

アラフォーの奈美(篠原涼子)、夫と高校生の娘の三人暮らし。
入院中の母のお見舞いに出かけた際、同じ病院内で懐かしい名前を見つける。
芹香・・・
それは、女子高生だった頃、いつも一緒にいた6人組のリーダー的存在。
彼女(板谷由夏)は末期の癌・・・
そんな芹香のために、奈美は昔の仲間探しを始める・・・

といったところから始まる物語で、仲間探しと並行して、女子高生時代のエピソードが綴られていきます。

まず、目を奪われるのは、女子高生時代の奈美役、広瀬すず
淡路島から東京へ引っ越してきた転校生なのだが、時折まじる関西弁も含めて、とにかく闊達で、動きそのものが面白い。
前半でのキレキレにキレての啖呵(といっても、吉本新喜劇のネタなのだが)を切るシーンや、6人でダンスの練習をするシーンなど、動き自体が面白く、なかなかのコメディエンヌぶり。
この明るさが好いのだけれど、阪神淡路大震災後に、工場がつぶれて上京した・・・という設定は活かしきれていないかも。

それから、注目はミュージカルシーン。
モテキ』『バクマン。』の大根仁監督なので、突然のミュージカルシーンも心得たもので、冒頭の「LA・LA・LA LOVE SONG」の群舞シーンは『ラ・ラ・ランド』の向こうを張ったもの(ラ・ラ・ラつながりは、絶対にそうだ)。
楽曲が終わって、初登校で戸惑う奈美へとつながるワンシーンワンカットは、かなり上手い。
ここでノレれば、この映画は愉しめる。

ただし、ストーリー的にはベタベタ。
特に現在パートがベタすぎる感がしないでもない。

彼女たち女子高生が輝いた90年代・・・
ただし、それは輝かしいだけでなく、阪神淡路大震災もあり、映画では描かれないがオウム事件もあった。
バブルははじけた後で、中小はおろか大企業も苦しんでいる。
それを苦々しくみていた人間もいる(いた)わけで、それを、年かさの探偵リリー・フランキーだけに背負わせただけなので、少々荷が勝ちすぎてはいまいかしらん、と。

ドラマ終盤も少々ご都合主義的(というか、彼女、そんなに成功していたのか、と驚く)展開は、やはりベタ。

とはいえ、その後のカーテンコールで、またまた挽回かしらん。

評価は★★★☆(3つ半)としておきます。

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2018年映画鑑賞記録

新作:2018年度作品:49本
 外国映画40本(うちDVDなど 3本)←カウントアップ
 日本映画 9本(うちDVDなど 0本)

旧作:2018年以前の作品:50本
 外国映画43本(うち劇場鑑賞 8本)
 日本映画 7本(うち劇場鑑賞 1本)
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この記事へのコメント

ぷ~太郎
2018年11月20日 15:00
この作品は未見ですが、オリジナル韓国版は観ています。オリジナルがそこそこ面白かったので、この作品もDVDでもでたらみてみようと思います。
2018年11月21日 20:56
ぷ~太郎さん、DVDでもご覧ください。
オリジナルとの比較をお報せくださいませ。

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