『不能犯』: 追う者と追われる者のシンクロをキチンと描かないと・・・ @DVD・レンタル

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10月に入って継続中の落穂ひろい鑑賞。
今回は2月ロードショウの『不能犯』。
エンタテインメント系の日本映画はあまり観ないのですが・・・
さて、映画。

見つめた相手を心理的に追い詰めて殺すことができる能力を持つ宇相吹正(松坂桃李)。
彼の存在は都市伝説のようなものだった。
けれども、女性刑事・多田友子(沢尻エリカ)は、現場に残された監視カメラ映像と取り調べの挙動から、それは嘘ではないと感じ、宇相吹を追い詰めていこうとする・・・

という物語。
犯人と刑事の関係は、『羊たちの沈黙』のレクター博士とクラリス刑事に似ているとえば似ているし、コチラの映画の方がもっと近似性がある。
その近似性がわかるのは終盤なのだが、そこまで繰り広げられる事件は、ひとことでいえば「ひとを呪わば穴二つ」的なエピソードばかりで、これは昔の怪談物語と大差ない。
そういう意味では、現代の怪談のようで、そこそこ面白い

けれども、決定的にツマラナイのは、最後。

宇相吹の犯罪を阻止するために多田刑事が刺しちゃうんだけれど、これは多田のマインドコントロール力が宇相吹のそれに勝るとも劣らない、というふうにしないとツマラナイ。
映画としての法螺力が足りないなぁ、とがっかりした次第。
演出も分かりやすすぎ、演技は過剰すぎ、というところは、まだ目をつむれるのだけれど。

評価は★★★(3つ)です。

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2018年映画鑑賞記録

新作:2018年度作品:65本
 外国映画53本(うちDVDなど 4本)
 日本映画12本(うちDVDなど 1本)←カウントアップ

旧作:2018年以前の作品:63本
 外国映画56本(うち劇場鑑賞13本)
 日本映画 7本(うち劇場鑑賞 1本)
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この記事へのコメント

ぷ~太郎
2018年11月19日 15:46
いやはや、辟易しました。なんかうす~い作品で松坂桃李の演技も笑っちゃうし、沢尻エリカに至っては到底刑事には見えません。もうこりごりです。
2018年11月19日 22:01
ぷ~太郎さん、コメントありがとうございます。
個人的には、この映画が現在の日本映画の水準レベルかなぁ、と思っているのですが・・・

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