『ロング,ロングバケーション』: 老夫婦の羨ましいような切ない物語 @DVD・レンタル

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11月に入ってもまだまだ続くDVD落穂ひろい鑑賞です。
今回鑑賞した作品は『ロング,ロングバケーション』。
ロードショウ時に行こうかどうか迷ったのですが、そうこうしているうちに上映終了。
うーむ、シャンテシネだけでのロードショウ作品って、見逃してしまうんですよねぇ。
さて、映画。

50年連れ添ってきた老夫婦のエラ(ヘレン・ミレン)とジョン(ドナルド・サザーランド)。
娘と息子の心配をよそに、黙ってキャンピングカー「THE LEISURE SEEKER(原題)」で旅に出た。
運転する夫ジョンはどこかしら覚束ない・・・

といったところから始まる物語で、その後、ジョンが認知症を患っていることがわかってきます。
しかし、帯同しているエラもどこかしら具合が悪そうで・・・
けれども、エラの具合はどれほどなのかはわからない。

途中途中の老夫婦ふたりのやり取りが面白く、そうだよなぁ、こんな夫婦っていいよなぁと思わせるところが多々あります。

停留するキャンプで、昔の写真をスライドで観るシーン。
よろしい。

ジョンが、ダイナーでウェイトレスにヘミングウェイに関することをしゃべるシーン。
よろしい。

ときどき、エラのことを忘れて、隣人の女性と間違うシーン。
よろしい(さらに、このことは、終盤のドラマの伏線となっている)。

ポリシーを忘れて、遊説中のトランプの大会で、応援してしまうシーン。
これまた、よろしい。

と、まぁ、そんなこんなで、よろしいシーン、ほんとに多数です。

しかし・・・
まぁ、ひとは必ず死ぬわけで、最愛のひとを残して死ぬのは、やはり、なんだかんだいっても心苦しい、胸狂おしい。

そこいらあたりを、『人間の値打ち』『歓びのトスカーナ』の監督パオロ・ヴィルズィは簡潔に描いていて、寂しく哀しいけれど、これはかなりの幸せなんだろうなぁとも思った次第。

映像が前2作と比べて小綺麗になっており、イタリア・フランス合作作品なれど、アメリカで撮ると小綺麗になるのかしらん。

評価は★★★★(4つ)です。

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2018年映画鑑賞記録

新作:2018年度作品:71本
 外国映画56本(うちDVDなど 6本)←カウントアップ
 日本映画15本(うちDVDなど 2本)

旧作:2018年以前の作品:67本
 外国映画59本(うち劇場鑑賞14本)
 日本映画 8本(うち劇場鑑賞 2本)
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この記事へのコメント

ぷ~太郎
2018年11月19日 15:35
映画ってそれを撮る国の影響をすごく受けるものだと改めて思いました。ハッキリ言って悲惨な話なのに陰惨さはみじんもなし。日本でおなじように撮ったとしてもこんなハッピーな感じにはならないでしょう。アメリカ人だからgoingmywayでOKと観る方も思ってしまうのかしらね。でもこんな風に夫婦で最後を締めくくれるのは確かに幸せですね。
2018年11月19日 21:56
ぷ~太郎さん、コメントありがとうございます。
あ、この映画、アメリカが舞台で出演者もアメリカ人俳優なのですが、アメリカ資本は入ってないようです。
スタッフもイタリア人ばかりなのですが、それでもアメリカンテイストになってしまうようで・・・

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  • ロング,ロングバケーション

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