『グロリア』 ジョン・カサヴェテス監督: ジーナ姐御とニューヨークの魅力 @DVD・レンタル

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落穂ひろいDVD鑑賞の谷間、図書館カードの期限が切れていたので、駅近の図書館で更新処理をした際に借りたのが、この作品。
ジョン・カサヴェテス監督の『グロリア』。
最近は、一般映画の貸し出しも公共の図書館でやっているのですねぇ。
貸し出しの際、「破損すると弁償金が高額なので取り扱いに注意してください」とかなりビビらされたのですが・・・
さて、映画。

ニューヨークの一角、とあるマンション。
マフィアの裏金処理の帳簿を得た会計士一家がマンションで惨殺されてしまう。
事件直前、一家の妻から、その帳簿とともに幼い男の子のフィルを預かる羽目になってしまった中年女のグロリア(ジーナ・ローランズ)。
彼女は件のマフィアのボスの愛人だったこともあるのだが、騒動に巻き込まれては逃げねばならない・・・

といったところから始まる物語で、初公開直後に二番館の二本立てでも鑑賞済み。

なれど、昨年の「午前十時の映画祭」での上映もあったし・・・といいうことでの再鑑賞。

ジーナ・ローランズ姐御の立ち居振る舞いは、すこぶるカッコいい。

けれど、全編を通すと、意外にも演出が甘々。

夏の暑い盛りで、誰もが暑い暑いといっているにもかかわらず、グロリアは薄手のコートを着て登場(うーむ、端からカッコつけすぎ)。

その後の行動は行き当たりばったり(それがハードボイルドといえばいえるのだが、最終的にどのようにして命からがら逃げだすのかその算段がまるでない)。

追ってくる彼奴らも、弱腰なんだか強硬なのかわからない。

最終的は、ハッタリかまして、元愛人のボスのもとに乗り込むのだけれど、それで助かるって目算も立ってない・・・
そして、ええっ、て感じの最後・・・

観直すと、どうにもこうにもB級映画の域は出ていなくて、ジーナ・ローランズ姐御で保っているとしか見えませんでした。

下手すりゃ、マドンナ命のガイ・リッチーが撮った『スウェプト・アウェイ』になった可能性もあったのではないかしらん。
(とも思ったけれど、さすがは、お膝元・地元のニューヨークの魅力がわかっているので、そうはならなかったのね)

評価は★★★☆(3つ半)です。

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2018年映画鑑賞記録

新作:2018年度作品:71本
 外国映画56本(うちDVDなど 6本)
 日本映画15本(うちDVDなど 2本)

旧作:2018年以前の作品:68本
 外国映画60本(うち劇場鑑賞14本)←カウントアップ
 日本映画 8本(うち劇場鑑賞 2本)
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この記事へのコメント

ぷ~太郎
2018年11月19日 15:16
なるほどね。以前観た時、ジーナ・ローランズはともかく、話が予想外につまらなかったという印象が残っているのは、わたしがアクション映画を好きではないというだけではなかったということですね。B級映画だったのか~。納得しました。
2018年11月19日 21:52
ぷ~太郎さん、コメントありがとうございます。
意外とストーリーが行き当たりばったりで、当時の評価(今もか?)は高すぎると思いました。
昔あった新橋文化劇場の2本立てで観るとすこぶる雰囲気の出る類の映画でしょう。

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