『ギャング情報』:ピリリとしまった英国製犯罪映画 @DVD

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ことし初めての買い置きDVD鑑賞です。
鑑賞したのは1962年製作の英国映画『ギャング情報』。
いやもう、まったく知らなかった映画。
監督はケン・アナキン
同年製作の『史上最大の作戦』の共同監督で名を馳せたが、たぶん、この頃が一番脂がのっていた時期で、1960年に『謎の要人悠々逃亡!』を撮っている。
さて、映画。

60年代前半の英国ロンドンは、銀行強盗をはじめ凶悪犯罪が多発している。
スコットランドヤードでは捜査員たちに悪漢たちとの接触を禁じていた。
ベテランのジョノー刑事(ナイジェル・パトリック)は自身が信頼する情報屋(原題「THE INFORMERS」)との接触をやめなかった。
大手銀行の金庫破りが行われたある日、偽情報によって捜査員たちは、その偽情報に場所に張り込んでしまうが、ジョノー刑事のもとには正しい情報が伝えられる。
しかし、ジョノー刑事がその情報を得たのは、徒労に終わった翌朝のことで、件の情報屋も強盗集団の一味に殺されてしまう・・・

というところから始まる物語で、出だしはそれほど目新しい話でもないし、キャストもあまり知られていない(というのは不勉強なのかもしれないが)面々ばかりなので、地味に写るだろう。

けれど、監督のケン・アナキンは脂が乗りきっていて、ショットショットが冴えている。

前半の銀行強盗のシーン、夜間にトンネルを掘って金庫を狙うというものだが、実行犯以上に指令を出す首魁の様子を丹念に描いている。
まだ、連絡手段が電話しかなかった時代の、電話のシーンが緊張感あふれている。

さらに、脚本が上手く、事件が次の事件の玉突きのように展開していき、殺された情報屋の弟(コリン・ブレイクリー)が全面に出てくる終盤は、普通の感覚では風呂敷を広げるだけの展開にしかみえない。
が、混乱のなかでも巧みに大団円にもっていくあたり、原作があるといえども、100分にまとめるのは見事。

ここのところ、同時代の英国製犯罪映画を観ているのだけれど、ロケーション主体、それほどネームバリューがある役者ではないにもかかわらず、ピリリとしまった映画が多く、感心することしきりであります。

評価は★★★★(4つ)です。
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2019年映画鑑賞記録

新作:2019年度作品: 3本
 外国映画 3本(うちDVDなど 0本)
 日本映画 0本(うちDVDなど 0本)

旧作:2019年以前の作品: 4本
 外国映画 3本(うち劇場鑑賞 1本)←カウントアップ
 日本映画 1本(うち劇場鑑賞 1本)
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