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zoom RSS <回想録>70年代後半  大阪・なんばの映画館 南街会館

<<   作成日時 : 2019/03/10 15:33   >>

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今回は「南街会館」について記した記事3本です

<回想録>70年代後半の大阪・なんばの映画館のこと(南街会館・その1)(初出:2015/4/7(火))

前回の回想録で、やっとこさ南街会館の前まで辿り着きましたので、今回はその南街会館について。

南街会館の土地は日本で初めて映画を上映した地といわれている場所で、70年後半、南街会館には5つの映画館がありました。
1階:南街劇場、地下:なんば東宝、3階:南街シネマ、6階:南街スカラ座・南街文化劇場、です。
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南街劇場は2階席も有する客席1000を超える大劇場で、大学生になってキタを利用するようになる80年代前半までは、米国の大作映画はここでよく観ました。
映画は『スター・ウォーズ』『スター・ウォーズ/帝国の逆襲』『グリース』『地獄の黙示録』『レイダース/失われたアーク<聖櫃>』『インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説』『2001年宇宙の旅』のリバイバルなど。
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特に『地獄の黙示録』は限られた劇場でしか上映されなかったオープニングタイトルもエンドクレジットもないバージョン。内容はさっぱり判りませんでしたが、ワーグナーの『ワルキューレの騎行』を爆音で鳴らしながらヘリコプターが凄まじかったです。

早朝試写会で2階席で観た『レイダース/失われたアーク<聖櫃>』は、オープニングの巨大石球が転がるシーンにビックリ。
その後もハラハラドキドキの連続。
前売り券を買って、ロードショウ後にもう一度観たものです。
南街劇場の2階席で観たのはこの1回限り。

80年代にはいって、2階席部分を改装し、それまで地下にあったなんば東宝を「南街東宝」と改称して劇場にしたからです。
『2001年宇宙の旅』のリバイバルを観たときにはすでに2階席がなく、久々に訪れたときには「あれれ、2階席があったはずだけど」と思ったものです。
地下にあったなんば東宝へは1度もはいったことはありません。
移設後の南街東宝へは、『となりのトトロ』と『火垂るの墓』の2本立てや『ゴジラvs.キングギドラ』を観た記憶があります。
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もともと急傾斜だった南街劇場の2階席を改築したので、南街東宝も客席が急勾配だったと思います。

中学・高校のころは自由に使える小遣いが少なかったので、これは絶対にロードショウで観るぞ!という作品しかロードショウで観なかったので、思い返すと、意外と南街会館で観ていないもんだなぁ、とヘンな感慨があります。

とはいえ、ここへは足繁く通いました。
というのも、当時チラシを集めるために、学校が終わって自転車を飛ばして、南街劇場でチラシをもらってからエレベータで6階に上がり、チラシをいただいたら、階段で3階へおりていく、ということを毎週のようにやっていたからです(チラシの収集は途切れることなく、いまも続いているのですが)。

ということで、次回は6階の2館と3階の南街シネマについて記すこととします。


<回想録>70年代後半の大阪・なんばの映画館のこと(南街会館・その2)(初出:2015/4/13(月))

前回は南街会館の1階・南街劇場と南街東宝(旧・なんば東宝)について書きましたので、今回は6階へ上がって南街スカラ座と南街文化劇場について。

南街会館でワンフロアに2館入っていたのは、この6階だけ。
エレベータを降りて、右手が南街スカラ座、左手が南街文化劇場でした。
チケット売り場はエレベータの左手、南街文化劇場の入り口手前に2館共通のチケット売り場があったと記憶しています。

南街スカラ座では、『がんばれ!ベアーズ』を観て感涙落涙したことを以前書きましたが、その後は・・・
どうも他の映画を観た記憶がありません。

こりゃどうしたことかしらん。
まだ、お小遣いも少なく、この劇場で上映されるような小粒な作品は、名画座へ下りてくるまで待っていました。
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なので、お隣の南街文化劇場へ。
ここで観て忘れられないのは『放浪紳士チャーリー』。
チャールズ・チャップリンの伝記ドキュメンタリー映画です。
なんといっても、この映画のロードショウが1977年12月17日、チャップリンの死去が公開直後の12月25日でしたから。
88歳のクリスマスに永遠に旅立ったチャップリン。
死去後、テレビの特番でも彼の作品がかなり放送されました。
なかでも日曜洋画劇場の淀川長治さんのほんとうにさびしそうで哀しげな追悼が忘れられません。
で、『放浪紳士チャーリー』を観たのは年が明けて1月の8日。
三学期の始業式を終えた足で、クラスの映画好きと一緒に観に行きました。
極めて冷静なドキュメンタリーだったと記憶しています。
『モダン・タイムス』でポーレット・ゴダードとともに長い道を去って(遠ざかって)いくチャーリー。
落涙であります。

その他に観たのは・・・
と、やはりこの南街文化劇場でも記憶がない。
ということは、この1回限りだったのかしらん。

ということで、次回は3階の南街シネマについて記すこととし、次回でなんばの劇場についてはおしまいかな、と思っています。


<回想録>70年代後半の大阪・なんばの映画館のこと(南街会館・その3)(初出:2015/4/19(日) )

今回は南街会館3階の南街シネマについて。

ここは『遥かなる子熊の森』『背番号00大奮戦』などのディズニー映画がよく上映されていました(どちらも実写映画。未ソフト化)。
でも、ここでディズニーの映画を観たことはありません。
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中学生の男の子にとって、当時、ディズニー映画は「こども向け」というイメージでしたので。
つい1〜2年前(もしかしたら半年前)までは「東宝チャンピオンまつり」に行ってたくせに、そんなことを思っていました。
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で、この南街シネマで観た映画で思い出すのは・・・『ハウリング』。
高校生のときに、男の友人とふたりで観ました。
特殊メイクが凄かったのですが、映画は、なんだか失笑してしまう感じで、あまり怖くなかった。
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他には・・・
というか、この劇場ではじめて観たのは『歌う女・歌わない女』と『家族の肖像』の2本立て。
フランス映画社配給の2本立て。
中学生の男の子が観にいく映画とは、自分としても思えないような2本立てです。
まぁ、それまでにキタの大毎地下劇場で、かなりの女性映画や単館系の渋い映画を判らないなりに観ていたので、両作品ともに興味を惹かれました。

歌う女・歌わない女』はアニエス・ヴァルダ監督作品。
歌手志望の女性と、家庭の主婦におさまる女性という対照的なふたりの女性を描いた作品で、細部は忘れてしまいましたが、おもしろく観ました。
同時期に女性カメラマンとその女ともだちとを描いた米国映画『ガールフレンド』も公開されており、そちらも興味深く観ました。
いま、改めて鑑賞したい2本です。

家族の肖像』はルキノ・ヴィスコンティ監督作品。
10代の頃に、いちばん頻繁に観た映画がこれ。
めずらしく、名画座や果てはオールナイトの特集上映などで、繰り返し観ていました。

「家族の肖像」と題された油絵群に囲まれて静かに暮らしている老教授(バート・ランカスター)。
そこへ、猥雑な一家がやってきて教授の屋敷に住みつき、教授の平穏な日々は乱されていく。
しかし、奇妙にも、家族のなかの若い青年(ヘルムート・バーガー)に対して、親子のような、そうでないような想いが教授に沸き立ってくる・・・そんなストーリーだった(はず)。

中学生の男の子には理解できず、高校生になって格闘し、大学生で判ったつもりになった映画。
これも、いま、改めて鑑賞したい作品です。

この映画以降『ルードウィヒ/神々の黄昏』『イノセント』の新作が公開され、『若者のすべて』『山猫』がリバイバルされ、ヴィスコンティ監督は立て続けに観ました。
敬愛・尊敬する監督のひとりです。

さて、南街会館も全館巡り、千日前からなんば周辺の映画館はひととおり想いを馳せたので、次回は千日前通りを北へ渡って、道頓堀界隈の映画館について記そうと思います。

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