『おいしい家族』:理想郷はやっぱり絵空事かしらん? @ロードショウ・単館系

おいしい家族.jpg

「実家に帰ると、父が母になっていました。」の謳い文句が気になった『おいしい家族』、ロードショウで鑑賞しました。
前置きはなしで、さて、映画。

夫とは別居中の化粧品のメイクアップ&販売員をしている橙花(松本穂香)。
母の三回忌に故郷の離島に戻ってきたが・・・

といったところから始まる物語で、あとは謳い文句のとおり「実家に帰ると、父が母になっていました。」である。

ふくだももこ監督はインタビューで「自分が思い描く理想郷を描きました」と答えているが、たしかにそうだろう。
性別や国籍も越えて理解できる土地は理想郷で、主人公はそれをなかなか受け入れられない。

ま、そりゃそうだ。
でも、「そりゃそうだ」で止まってしまうと、映画としてはダメで、「どうしてみんなは理解できているのだろうか」に踏み込んでいかないと。

父親(板尾創路)の結婚相手になる和生(浜野謙太)から、「セイさん(父親のこと)は、母親になりたかったんだよ」とヒントのような言葉が発せられるが、そこんところを上手く演出しないと。

つまり、家族の稼ぎ手としての大黒柱(=父)ではなく、家族の心の大黒柱(=母)になりたいこと、そして、それを実現するのに乗り越えてきたこと、そういうあたりがやっぱり必要。

ということで、理想郷はやっぱり絵空事かしらん、と思わせちゃダメなんだよね。

評価は、★★☆(2つ半)としておきます。

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2019年映画鑑賞記録

新作:2019年度作品:70本
 外国映画56本(うちDVDなど 7本)
 日本映画14本(うちDVDなど 3本)←カウントアップ

旧作:2019年以前の作品:68本
 外国映画49本(うち劇場鑑賞12本)
 日本映画19本(うち劇場鑑賞 6本)
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この記事へのコメント

2019年09月27日 23:18
父がゲイという感じでもなかったので、なんで結婚?!という疑問はありますよね。
結局、性別も何もかもを超越した愛、なんでしょうが。。。
国籍も性別も関係ない、という現代の理想郷を描いていましたが、かなりファンタジックでした。そこにリアリティは無かったです。
りゃんひさ
2019年09月28日 00:13
トリトンさん
性別も超越した愛・・・としてもちょっと説明不足は否めませんよねぇ。